フクヤのワークショップ、しずく堂のかごバッグとシナモンロール作り

こんにちは。フクヤのワークショップ担当の猫営業部長のみりんです。すごく暑いです。この金属のところが冷たくて気持ちいいです。

この前の8月11日と12日にしずく堂さんのかごバッグを編む教室をしました。

8人の人のを3回やったので全部で24人です。猫ですけれど足し算くらい簡単です。

おんなじところで糸を買ったのに芯が太いものが混ざっていたので新しい箱を買ったとしずく堂さんが言っていました。

教室のあいだに最後までできないので先生が仕上げる方法をみせるとみんながスマホで撮影するのがいつも面白いです。

それで全部終わってからしずくどうさんとうちのスタッフがシナモンロールを作りました。美味しく出来ましたけれど猫には毒だからくれませんでした。

それからシナモンロールを作る間にしずく堂さんの作品がでている本をみてうちのスタッフが編み物を教わりました。

でも終わらなくって、それでうちのスタッフは撮影する考えが無かったので分からなくなっちゃって続きは9月になりました。

本当は全部で3回あったんだけど1回目しか写真がないです。あついから沢山ねている間に全部おわっちゃっていておどろきました。終わり。

みりん(猫営業部長)

【補足】情報不足ですみません。部長が暑さで弱っているので捕捉します。
★しずく堂さんのホームページは下記リンク先からどうぞ。
shizukudo.jp

★しずく堂さんの作品が掲載されているNHK『すてきにハンドメイド 8月号』は下記の画像をクリックしてください。

★しずく堂さんと作ったシナモンロールのレシピは『北欧のおやつとごはん(Kindle版)』に掲載されています。


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フクヤの『ナイショのおはなし会』のお知らせ

トークイベントのお知らせです。

スウェーデン洋菓子店「リッラ・カッテン」さんで『ナイショのおはなし会』を開催します。

前半と後半に分けて、前半はスウェーデンのミッドセンチュリー期にロールストランドで活躍した女性デザイナーを二人取り上げてます。

一人は泣く子も黙るマリアンヌ・ウエストマン、もう一人はアート作品を主に手掛けたシルヴィア・レイショビウス。

同時期に活躍したこの二人はロールストランドに入った経歴も動機も異なりました。また性格も対照的でまるで太陽と月のような存在。写真の鳥を繊細に描いたボウルがレイショビウスの作品で、花を大胆にカップとソーサーいっぱいに描いたのがウエストマンです。

二人の人生と作品を取り上げながら、戦後に変化したスウェーデンの暮らしと器が関わる物語をお話しします。

前半の内容は2014年の『北欧ぷちとりっぷ』でプレゼンした内容と重なりますが、後半は買い付けで経験したスウェーデンの話です。

北欧へはいつも仕事で行くので、名所旧跡とは縁がほとんどありません(合間を見てちょこっと行くことはあります)。観光旅行から戻った方に「羨ましい」と言うと「ビンテージを探したり、地元の人の家に行ってご飯を食べたり、サマーハウスに泊まったり、キノコ狩りやベリー摘みをする方がよほど羨ましい」と返されました。

なるほど、そうなのか、と思っていたのですが、そんな内側をまとめてお話ししたり、写真をお見せするような機会は今までありませんでした。今回リッラ・カッテンさんからも買い付けの裏側が面白いのではないかと言って頂いたので、後半は買い付けの現場や、仕事を通して出会ったスウェーデンの暮らしについてお話しします。

後半に関しては用意した写真を元に自由にお話しする、フリートーク形式にします。参加のみなさまとスウェーデンの体験を共有できればいいなと思っています(私はあまり進行が上手くないので、司会のリッラ・カッテンさんに期待)。

お申し込みと詳細は下記のリッラ・カッテンさんのサイトからです。残席が少なくなっているようですので(ありがとうございます)ご検討中の方はお急ぎください。
イベントのお知らせ@2017年9月20日(水)北欧ビンテージ食器屋さんによるナイショのおはなし会

それでは、みなさまにお会いするのを楽しみにしています。

ミタ


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スウェーデン映画『いつも心はジャイアント』鑑賞券プレゼント

2016年にスウェーデン・アカデミー賞<作品賞>含む3部門受賞し、いよいよ8月19日の新宿シネマカリテを皮切りに全国で順次公開されるスウェーデン映画『いつもこころにジャイアント』をご紹介します。最後に鑑賞券プレゼント企画のお知らせがあります。
(C)2016 Garage Films SE .ALL RIGHTS RESERVED.

リカルドは頭骨が変形する難病を患い、施設で暮らしている。父はなく、母親も精神を病み、別の施設で過ごしている。母に会うことも出来ず、特異な見た目から差別の目に晒されてきたリカルドは、辛い日々のなか、自らを巨人化した不思議な世界を空想するようになっていた。

そんなリカルドの人生は、ペタンクという球技に出会い一変する。練習を通じて、親友のローランドやたくさんの仲間を得た彼は、ペタンクの北欧選手権に出場することを決意する。大会で優勝することが出来れば、きっと母親を元気を与え、いつか一緒に暮らす事が出来ると信じて―。
※公式サイトより

7月に試写会で本作品を観て、思ってもいなかった面白さに興奮し、家人に全ストーリーを語ったに留まらず、感想までもTweetしてしまいました。


日本の人には聞きなれない『ペタンク』は、スウェーデンに行くと公園で高齢者たちが競技を楽しんでいる光景を目にすることがあります。この写真は7月にスウェーデンのリンショーピンで撮ったもの。スウェーデンだけでなくヨーロッパでは人気の球技だとか。

ですので、てっきり日本のゲートボールのような高齢者スポーツだと思い込んでいたのですが、その思い込みを覆される映画でした。

リカルドは生まれつきの難病のため歩き方はヨタヨタとして、言葉をうまく発音出来ず、施設で暮らしているのですが、知的に問題はありません。頭脳球技ペタンクに打ち込み(メダルやトロフィーが映る場面で示されるように)かなりの実力の持ち主。北欧選手権で優勝することを夢見ています。ところが、その障害が原因で視野が狭いリカルドの参加は危険だからと、出場選手から外されてしまいました。

ペアを組んでいるチームメイトであり、親友でもあるローランドはその決定に激怒。所属チームを離れ、リカルドと二人だけのチーム『スッギ』を新たに結成し、大会に出場を決めます。
(C)2016 Garage Films SE .ALL RIGHTS RESERVED.

対戦相手の強豪デンマークチームのビデオを繰り返し見て研究し、練習場を使えないから公園に線を引いて暗くなるまで自主練習をする二人(観ている私の心の中でロッキーのテーマ曲が…)。そうして出場した大会本番では順調に勝ち進み、いよいよ優勝をかけてデンマークチームとの対戦となります。

スカジャンのような刺繍を背中に施したダサイベストの見た目イマイチなおっさん二人と、スポーティーな赤いユニフォームを身に着け若くしゅっとしたデンマークチームの対比を見ると、絶対やっつけてくれと判官贔屓な思いがムクムクと湧き上がります。
(C)2016 Garage Films SE .ALL RIGHTS RESERVED.

チーム『スッギ』が一球投げるたびに、映画を観ている私も思わずギュッと手を握ってしまう緊張感。見事に球がベストポジションに落ちると心の中で「やった!」と叫び、二人を甘く見て鼻持ちならない態度をとっていたデンマークチームが追い詰められ、顔がだんだん青くなっていくにつれ爽快感が沸き上がってきます。こうなると、すでにスポーツ映画を見ているようなカタルシス!
(C)2016 Garage Films SE .ALL RIGHTS RESERVED.

それだけでなく、ダサイおっさんの友情、複雑な状況での母と子の愛情、困難(障害)に耐える夢見る力といった、ヒューマンドラマの様々な要素が一本の映画にギュッと詰まっている贅沢な物語。

監督が「これは疎外感とそれに耐える方法について描いた作品」と語っています。人が誰でも感じる不幸や惨めな気持ちと、それと戦う物語は、どんな人の心にも響くでしょう。他にも恵まれた福祉国家の側面も垣間見られ、スウェーデン社会に興味がある方にもおすすめです。

スチール写真から「うわ、重そう…」と敬遠するにはもったいない映画です。上映スケジュールなど詳細は下記リンク先の公式サイトをご確認ください。
『いつも心はジャイアント』公式サイト

最後に鑑賞券プレゼントのお知らせです。


【プレゼント】スウェーデン映画『いつも心はジャイアント』の鑑賞券を3組6名さまに!



下記の条件を満たした3組6名様に、スウェーデン映画『いつも心はジャイアント』の鑑賞券をプレゼントします。

1)フクヤのインスタグラムをフォロー!
https://www.instagram.com/fukuya_20cmd/

2)フクヤのインスタグラムの投稿の中から好きな写真をリポスト!
@fukuya_20cmd を本文にタグ付け
本文に
@fukuya_20cmd
#フクヤジャイアントプレゼント
#fukuya北欧
の3つを記載。

当選された場合インスタグラムのダイレクトメールより、お名前とご住所をお知らせ頂きます。
頂いた個人情報は景品の送付以外に使用いたしません。

応募締め切りは8月24日、チケットの発送は8月26日を予定します。

今回はインスタグラムだけのキャンペーンです。アカウントをお持ちになっていない方は応募が出来ないのですが、どうぞご了承ください。
それでは応募をお待ちしています!

ミタ


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銅鉱山から赤い壁

前回銅鉱山で有名なファールン(Falun)に到着したところで終わってしまいました。

ファールン銅山についての始まりについての記録はなく、10世紀の遺物が発見されたことから、その頃には採掘は始まっていたと推測されています。1992年に閉山されましたが、2001年にユネスコ世界遺産に指定され、今はビジターセンターが出来て坑道の見学ツアーを運営しています。

外からも、この様に大きな採掘跡を見ることが出来ます。1687年に大崩落があり、穴が更に大きくなったとか。あとで模型を見ましたが、その場所に建っていた建物も一緒に崩れ落ちたようです。

大事故にも関わらず、死傷者は一人も出ませんでした。なぜか。

当時は苛酷な労働条件で、休みは年に2回、夏至祭前日とクリスマスだけでした。崩落の日は偶然にも夏至祭前日の日で、誰もその場にいなかったのです。たまたま見学に訪れたのが夏至祭翌日の月曜日でしたので、正にこの頃だったのだなあと感慨が湧きました。

ビジターセンターで坑道見学の申し込みをすると、受け付けの陽気な女性が施設の地図を渡しながら「坑道の中は5度、暗くて足元が濡れているから気を付けてね!」「はあぁ…」今着ているもので充分だろうかと一瞬浮かない顔をした私に「寒くて暗くて濡れているの、最高でしょ?!」と明るく冗談を言うので、つられて笑ってしまいました。

まさか、その後で自分の姿に笑うことになるとは(前が閉まっていないのはショールが厚すぎたから)。

ガイドの男性が要所要所で説明をしてくれます。色々な興味深いエピソードを話してくれましたが、一番印象に残ったのは、ある坑夫にまつわる不思議な話。

1719年に一人の坑夫の遺体が長年使われていなかった、水の溜まった坑道で発見されました。亡くなってそれほど時間が経っていないように見えたのですが、行方不明になった坑夫はいず、誰なのか分かりません。その遺体を見た女性、Margareta Olsdotterが「彼は私の婚約者だった人です」と言うのですが、白髪の60代の彼女を見て誰もが信じません。ところが、それは本当に1677年に行方が分からなくなっていた恋人のMats Israelsson(通称Fet-Mats)だったのです。水に含まれる天然のミネラル成分で40年余りの間、傷むこと無く保存されていたのでした。

ガイドは坑道内に瑞々しい緑の葉をつけたクリスマスツリーを見せ、それもまた何十年も前からこの状態であると説明してくれました。そのツリー、見たいですよね?Fet-Matsが発見された大きな穴とか見たいですよね?王室一族が代々壁に残した落書きのサインも興味ありますよね?

ごめんなさい。暗かった上に、あの格好でカメラを取り出すのは億劫だったので写真を撮っていません。さあ、見たいと思ったあなたもファールンへレッツゴー!

ビジターセンターでは外壁用の赤い塗料、ファールンレッド(Faluröd/ファールロッド)が販売されていました。スウェーデンの木造住宅の特徴である赤い色は、このファールンの銅鉱山から産出された鉄や銅の副産物である酸化鉄から作られます。防腐剤の役割を果たし、1500年代頃からスウェーデン全土に広がったとか。

ビジターセンター周囲の建物も、当然ファールンレッド。ところで、この電気自動車の充電器に注目。描かれている特徴的な花柄は、ダーラナ地方の文様『クルビッツ』です。前回ご紹介したマルボロ風オブジェの下に描かれていたのがこのクルビッツ。

そんなこんなで鉱山を離れ街中に戻ってダーラナ博物館にも行きました。

館内には、過去から現代までの様々なダーラヘストたち、ニルスの不思議な旅の作者セルマ・ラーゲルレーヴのアトリエの再現、これでもかとクルビッツで飾られた伝統的な絵の数々があり、工芸品好きにはなかなか楽しい展示内容。撮影禁止ではなかったと思うのですが、なんとなく疲れていて何も撮っていません。その時は心に刻めばいいやと思ったのですが、あれだけの歴史的なダーラヘストが揃っているところなど見る機会など滅多にないので、今は撮ればよかったと後悔しています。

撮っていたのは、ミュージアムショップの前に展示されていたこの子だけでした。

何故だろう。大きいなあと思ったからかなあ…。

ミタ


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ダーラナ地方へ

逆光のためにマルボロの広告に見えますが違います。

マルボロの広告と言えば逆光の中で荒馬を乗りこなしているカウボーイシリーズなのですが、思い返すと最近見ませんね。もしかしたら20代の方にはピンとこなかったかも。マルボロはアメリカのタバコの銘柄です。

切り抜きのビルボード広告で知られていて、90年代はテレビCMも頻繁に流していたのですが、今はどちらも目にすることがなくなったような?

前置きが長くなりましたが、冒頭の写真はスウェーデンのダーラナ地方のラウンドアバウト(環状交差点)の中心に設置されていたオブジェです。このオブジェにはダーラナ地方を象徴する大切な二つが描かれています。

一つは赤い馬、もう一つは花のモチーフ。

友人の実家を離れ、次の訪問先はスウェーデン在住の布作家オルソン恵子さんの住むリンショーピンです。ただ、スンツヴァルからリンショーピンまではあまりにも遠いので、行きと同じく途中で一泊することにしました。その滞在地に選んだのはダーラナ地方。

ダーラナ地方はスウェーデンの中程にあり、多くのスウェーデン人にとって夏の休暇先として憧れの場所です。伝統的な工芸や装飾で知られ、赤い木彫りの馬のダーラへスト(ダーラナホース)、花模様のクルビッツ柄が有名。

ダーラナ地方について調べると、大きく三つの街があると書かれていました。ダーラヘストの工房で人気のムーラ(Mora)、堅焼きパンのクネッケブロードで有名なレクサンド(Leksand)、銅鉱山で知られるファールン(Falun)。

私はそのどれでもなくスンドボーンを滞在地にしようと思っていました。スンドボーンにはスウェーデンの国民的画家カール・ラーションの家、カール・ラーション・ゴーデンがあります。ところが、スンドボーンの宿を調べるとユースホステルが一つあるだけ。自然に囲まれたそのユースホステルはとても魅力的に見えました。

ただその前の初対面の友人の実家の滞在はいささか気疲れするかも知れず、それから続けて共同バストイレの宿は更に気疲れする恐れがあるとの現実的な判断で、宿泊はスンドボーンから一番近いファールンの近代的ホテルに決めました(蓋を開けると友人の実家では離れの家を用意してくれてリラックスできたのですが)。

午後にファールンに到着し、簡単にカフェで昼食を取りました。カフェはホテルから一番近いという理由で選んだCafé Zappa。エビや野菜をソフトな生地で包んだラップを注文したところ、これが思いがけずとても美味しかったです。具があふれんばかりに入っていて、ラップなのに手で持てず、ナイフとフォークで食べました。

椅子がハンモックだったり、犬と一緒のお客様がいたりとリラックスした雰囲気も楽しめました。

お腹が満ちたら、名所の鉱山見学へ。鉱山の話やダーラヘストやクルビッツ柄についても書こうと思っていたのですが、長くなったので続きます。

ミタ

明らかにマルボロの話に割きすぎですね。


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