スウェーデン手工芸学校サマーコース3日目(最終日)

レクサンドのサマーコース3日目の朝。いよいよ最終日が来ました。実はずっと時差ボケで早朝に目が覚めていたので、毎朝同じく時差ボケのしずく堂さんと寮のダイニングで温かい飲み物を(しずく堂さん持参、ごちそうさま)を飲んでいました。この日も5時ごろからダイニングでコーヒーを飲みながら、私は刺繍の続き、しずく堂さんは仕事の編み図づくり。

7時になったら朝食のために食堂へ。毎朝こうやって焼きたてのパンが用意されていました。

焼きたてのパンにはシンプルにチーズやハムを乗せるだけで美味しい。

9時に教室に集まって授業開始です。最終日だけに皆さん早めに集まって作業をスタートさせていました。

そんな時ミア先生が、初日から後ろに飾ってあった作品のひとつ、黒地に黄色い花のクッションを手に取り「これは私が庭に咲いたひまわりからインスピレーションを得て作りました」とおっしゃいました。

「え!いま?もう終ろうとしている今それを言う!?」とチームジャパンはびっくり。「それってデザインを始める前に言う事じゃなかったの?」。昨日の刺繍のテクニックのプリントを配るタイミングといい、小さな作品を作るタイミングといい、なんだかズレているような気がする。

とにかく、どうしても最終日までに仕上げたかったので必死に手を動かして、なんとかみられるところまで作り上げました。手を入れようと思えばもっとできるけれど、キリがないので、ここで「終わりました!」と完成宣言。

肩の力が抜けたところでお昼ご飯です。

この日のメニューはスウェーデンらしくミートボール(ミニハンバーグ大)にリンゴンベリージャム。

気が抜けると、もう英語を話すのも聞くのもイヤになった私。スウェーデン語を私たちのために通訳してくれていたケイコさんは私よりも更に疲れていたようなので、クラスメイトたちが屋外で食べているのと離れて、室内で3人だけで食べました。

そこに外からはしゃぐ声が聞こえてきたので見に行くと食堂のシェフの猫が拉致されていました。かわいい。癒された。

ケイコさんが「先生が作品にはサインを入れなさいと言っています」と教えてくれたので、落款風のサインを刺繍して本当に終了しました(学校の授業で落款をいくつも作ったので何となく覚えています)。

そして、3時のフィーカ。今度はクラスメイトのみんなと一緒に最後のフィーカを楽しみました。

教室に戻っていよいよ講評です。

ケイコさんの作品はペアのダーラナホースが向い合っているもの。

しずく堂さんの作品は野菜が4つ並んでいるもの。

ケイコさんの作品はこのままテキスタイルのリピート柄に出来そう。しずく堂さんは大きなモチーフがニットの編み込み模様のようで、やっぱり得意分野があるんだなあと思いました。ちなみに私の作品はミア先生に「絵のよう」と感想をいただきました。やっぱり絵を描いていたので。

そうか、授業の順番がなんだか変だと思いましたが、もしかしたら最初に固定観念を植え付けずに自由に発想させるというのがスウェーデン流なのかも。最初にガッチリと説明されたら、それに発想が引っ張られていたかも知れません。しかし、そのカリキュラムは3日では短いぞ、とも思うぞ!1週間くらいじっくりやりたかった!

最終日は4時に終了。修了書を頂いて解散です。この時、全員のメールアドレスをプリントした紙が配られました。個人情報…と思いましたが、ネットで名前を検索すると生年月日、住所、携帯番号まで出てしまう、個人情報?何それ?美味しいの?状態のスウェーデン。メルアドくらいどうってことないのさ。いつか誰かに連絡とってみようかな。

レクサンドから次の目的地ストックホルムまで電車で4時間ほど。急がないと夜遅い到着になってしまうので、慌ただしくみんなに別れを告げて駅へ。

長くて短かった大人の林間学校が終わりました。毎日、ご飯のことも、仕事のことも、家事のことも、何にも煩わされることなく、ただただ手芸をしていたのは心底楽しかった。機会があればまた参加したいと思える旅でした。別れが本当に寂しかった。

私たちのためにスウェーデン語の通訳をしてくれていたケイコさんは、帰りの電車の中でスウェーデン語のおしゃべりを耳にして咄嗟に「通訳しなきゃ!あ、しなくていいんだ」と思ったそう。大変だったね。本当にありがとう。

サマースクールに誘ってくれたしずく堂さんにも感謝。最初なんだか突拍子もない気がして、迷っていた私に「私はシングルの部屋がいいんだけど、よっちゃんもそれでいいかな?」「フィンエアーのチケット調べたら**万円だった。やっぱこの時期高いねー」とどんどん話を具体的にしてくれたので、その日のうちに決心がついて良かった。

それに毎日あんなに笑ったりはしゃいだりと、童心に帰ったのは二人のお蔭でした。サマースクールは毎年開催されています。もし迷っている方がいれば、思い切って参加することを心からお勧めします。

レクサンドアカデミーのサマーコースについては下記リンク先に日本語の案内があります。ご参考になさってください。
レクサンドアカデミー ー サマーコースにようこそ!

ミタ

急いで乗った電車でしたが、山火事の影響で遅れに遅れ、ストックホルムに着いたのは、予定時間より3時間遅い夜中の11時ごろ。途中駅で乗り換えるケイコさんは結局乗り継ぎに乗れず宿泊したとか。


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スウェーデン手工芸学校サマーコース2日目(その2 ピンクレディー編)

間が空きましたが、レクサンドの手工芸学校体験2日目の続きです。前回はどこで終わっていたのか思い出せないので、読み直しました。自分で書いたのに情けない。とほほ。

前回はその日の流れを紹介するのにとらわれて、うまく文書で表すことが来なかったのですが、主に言いたかったのは、スウェーデンの伝統的な手工芸デザインに慣れ親しんでいない私たちにとって、何の指示もなくいきなり図案を考えて作品を作りなさい、という状態に大変に狼狽したということです。

2日目にケイコさんが「これ、私たちだから出来ているんじゃないでしょうか?見本通りに作ったことしかない人には無理ではないでしょうか?」と唸るように言いました。しずく堂さんもケイコさんも、私も入れてくれて恐縮しますが、三人ともアイデアの段階から作品作りをしてきた身。

けれども、今になって思い返すと、逆に私たちだからオリジナリティや完成度にこだわってしまって、自らハードルを上げていたのかも。もっと気軽に先生の作品を真似ていれば、ここまで苦労しなかったのかも知れなかったなあ。

さて、話は前回の続きにもどって。お昼の手芸品の買い物を済ませて、教室に戻ってきました。さあ続きをやるぞー!と意気込んたところで、ミア先生から「テキスタイルチャレンジに参加したい人!」と提案がされました。「これから学校の敷地内でスマホを使って何か写真を撮ってきて、それを小さな刺繍の作品に仕上げます。参加しますか?」

「マジか(ちなみにこの言葉はその後何度も口から出てしまい、ついにスウェーデン人に教えることに)」「今?」「それやったら課題が終わらないよね?」「参加するのやめよう」「そうだね、やめようね」と日本語でコソコソ話し合って手を挙げなかったのですが…ミア先生は全くかまわずに私たちの目の前に作品用の小さな布を置いていきます。こうなったら「やりません」とは言えなくなってしまうのが、日本人。ちなみにスペイン人のクラスメイトは、クラスでたった一人だけ、きっぱりと参加しませんでした。さすがラテン系(良く分からんが)。

ケイコさんとしずく堂さんは素直にスマホ片手に外に出ていきましたが、私はどうしても課題を終了させたかったので、既に撮ってある学校内に住む猫の写真を使って時間の節約を計りました。そうして出来たのがこの作品。

この作品を作っている途中で、先生から基本のステッチの刺し方をプリントした紙が配られました。それを手にして「これを先に欲しかったよ~!」嘆くしずく堂さん。あまり刺繍をやったことの無いしずく堂さんとケイコさんは、知っているステッチの種類が少なく、それまでずっとケイコさんが持参した刺繍の本を手引きにアイデアを練っていたからです。

逆にいうと、他の参加者はこのプリントが不要なほどのテクニックの持ち主という事なのでしょう。不利だ。あまりにも不利だ。「よくやっているよ、私たち」と自分で自分をほめるチームジャパン。

そうして出来上がったテキスタイルチャレンジの皆さんの作品はこの通り(講評は翌日)。

とにかく早くとやっつけの私に比べると段違いのレベルです。

こんな場所を切り取って、こんな風に作品に仕上げるんだと、ひたすら感心しました。

そうこうしているうちにたちまち3時のフィーカが終わり、6時の夕食に。とにかく、前も書きましたが1日があっという間!この日の夕食は冷たいサーモンと、温かいサーモン(というと、ケイコさんがサーモンとマスですって抵抗するんだけど、サーモンとマスはほとんど同じ魚だもんね)。

夕食が終わって、一休みしてから、買い物とチャレンジで遅れた作品作りを挽回すべく教室に戻ると、半数くらいのクラスメイトが既に教室に戻って作業を続けていました。みんな思う事は同じだったのですね。アイコンタクトを交わし、いつになく連帯感が高まった私たち。

7時になり、8時になり…おしゃべりしながら、手を動かし続けます。いくら明るいスウェーデンの夏と言えども、なんとなく薄暗くなってきました。会社員時代、残業時間が長くなると不思議と興奮状態になって、疲れるどころか気分が高揚して楽しくなってくることがありました。この状態のことをランナーズハイにならず、ワーカーズハイというそう。8時も過ぎた頃、ついにそのワーカーズハイに陥りました。

何がきっかけか、スイッチが入って懐かしのピンクレディーのUFOを歌い踊るチームジャパン。「いやー、案外覚えているもんだねえ!」と満足げに頷く私たちに、それは何かと尋ねるスウェーデン人たち。

「何十年も前に大ヒットした曲で、ある世代の女性は全員踊れるんだ」と説明すると、今度はスウェーデン人たちが振り付きの童謡(スウェーデン人は全員知っているそう)でお返ししてきます。数曲歌合戦をかわしたところで、ネタも尽きて終了。

一気に和やかな雰囲気になり、気分転換も出来、更に1時間ほど続けて、夜の9時ごろ解散しました。これは、ここまでの進行状態。まだまだ余白が多いです。

そして、いよいよ翌日はサマースクール最終日です。

ミタ


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スウェーデン手工芸学校サマーコース2日目(その1)

さて、ダーラナ地方レクサンドのサマーコース2日目。連日の猛暑ですが、朝は20度を切るくらいで過ごしやすい気温です。この日の朝食は庭に出て湖を眺めながら。

すっかりクネッケブロードにゆで卵乗せたらこペーストにはまっています。パンはニンジン入り。

クラスメイトが手作りのショルダーバッグを持って朝食に来ていました。もちろん刺繍も彼女によるものです。手法は違えど、いま作っている作品にデザインが似ている。私たちが参加したコースは「ビギナー」とあったのですが、初日の自己紹介のとき、全員が普段から手芸をしている経験者、それどころかテキスタイルの専門家といったプロも参加していて、手作り品を身に着けているのは彼女だけではありませんでした。

ところで、これはストックホルムの北方民族博物館に展示されていた19世紀のショルダーバッグです。サマースクール終了後に訪れたのですが、ミア先生のお手本と雰囲気が似ていて驚きました。

つまり、参加の方たちは普段から身近にこういったデザインを見て頭に入っているので「さあ、やりなさい」と言われても私たち日本チームと違って戸惑うことなくさっと始める事が出来たのですね。

そんなことに気が付いた2日目。その日も9時に授業が始まり、ミア先生がまた別のステッチについて教えてくているところ。

この日も10時のフィーカがあったのですが、余裕がなくて写真を撮っていませんでした。ただ、同じテーブルについたスウェーデン在住のスペイン人のクラスメイトに「1週間だけの休みなの?そのうち3日間をここで過ごすの?全く意味わかんない。どういう事?」と眉間にしわを寄せながら追及され、上手く説明できずオロオロしたのは覚えています。休暇の目的が海外での手芸学校体験って、バカンスが長い南欧の人には理解できないようで、どうしても交わらない平行線のまま…(しずく堂さんとケイコさんについてはプロの作家だからなのね、と納得してくれたのですが)。

そして気が付けばもう12時のお昼ご飯。

メインはベーコン入りのクリームソースをかけたジャガイモ。奥にある赤いものはベジタリアン用のメニューで、日本のコロッケっぽい感じで美味しかったです。赤いのはビーツかな?

昼食後は必要なものを買い足しましょう、と手芸店へ全員で買い物へ行きました。初日にレクサンドの街中にある手芸店(ヘムスロイド)の割引券をもらっていたので、てっきりそこに行くのかと思っていたら、目的地は車で20分ほど山道を行った先の森の中にある別の手工芸学校「Sätergläntan」でした。

編み物好きにはパラダイスのような光景(と思う)。

入口にヒンメリが下がっていると思っていましたが

ヒンメリ用の麦藁が売っていました。日本では手に入りづらく、作家さんは皆さん材料の入手に苦労されているそう。ここにこんなにあるよ、と教えてあげたい。

皆さん夢中でお買い物していました。しずく堂さんも抱えきれない程の本と道具を買っていたなあ。

かくいう私は編み物をしないので、何か本を買おうかしらとページをめくるも、高度過ぎて出来る気がせず買うまでに至りませんでした。それよりも、せっかく作品つくりに乗ってきたのに、腰を折られた感じで早く戻りたく気もそぞろ…。

お店で過ごしたのは30分か1時間弱くらいだったか、買い物が終了し、戻る途中でクネッケブロードのメーカー『レクサンド』の工場が目に入りました。走っている車の中からなのでブレッブレですが、赤いダーラナへストの看板が見えるでしょうか?

毎日おいしく頂いていまーす!と心の中で感謝して、学校に到着。さて、続きに取り掛かるか、と気を引き締めたところ、新たなチャレンジが現れたのでした…。

続く

ミタ

2日目の話が続きます。一回で終わらせるつもりだったのですが…。


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スウェーデン手工芸学校サマーコース1日目

手工芸学校1日目の朝にたっぷりの美味しい朝食を食べてから、食堂の一角に刺繍コースの生徒が集まって、事務局と講師のミアさんから説明を受けました。

とにかく事務局に強調されたのが、熱中症予防のために水分を沢山とること。今年は異常な猛暑のスウェーデン。食堂には水だけでなく、スポーツドリンクに似た味の「経口補水液(Vätskeersättning)」も常備されていました。

さて、説明が終わり教室に行くと先生の参考作品が並べられていて気分が盛り上がります。

自由に使えるビーズや色糸も用意されていました。ただ、種類は限られていたので、持参した刺繍糸が本当に役立ちました。

クラスは私たち日本人3人と、スウェーデン人16人、スウェーデン在住スペイン人1人の合計20人。全員女性で、恐らく年齢は40代から60代かな?

先生からは17世紀から作られている伝統的なスコーネ地方の手工芸にアップリケを加えた手芸と説明があり、フェルトと針と織りリボンがセットされたキットが配られました。ベースになる黒のフェルトは30cm角くらい。赤、黄、緑、白、青の小さ目のフェルトがパッチワーク用のようでした。

「自分のファンタジーでデザインしましょう。必要ならここにある型紙を使ってもいいです。クッションでもバッグでも何を作っても、何個作っても、サイズも自由に」と言われ、3人でポカンとしてしまいました。

さてここで、私たち3人のバックグランドをご説明します。

まず、最初に誘ってくれたしずく堂さんはプロのニット作家で、今年の9月に3冊目の編み物本の出版を予定しています。
しずく堂ホームページ
一緒に参加したケイコさんはスウェーデン在住の布作家。文化服装学院で洋裁を学んで今はスウェーデンでご自分の洋裁店を開いています。
ケイコ・オルソンの洋裁店
もちろん、二人ともプロになるくらいですから、幼いころから様々な手芸の経験があります。

私はお二人と違ってプロの作家ではないのですが、子供のころから手芸や洋裁が好きでした。日本でフランス刺繍を1年くらいと、パッチワークを2年くらい、アイルランドでパッチワークを1年習っていました。また高校は美大の付属、進学した美大では日本画を学んでいました。

なにそれ、関係あるの…?と思われたかもしれませんが、これがこれから重要になる、かも知れない(ような気がする)。

話は戻って。ポカンとしている私たち3人を残して、他の生徒たちは立ち上がって必要なものを集めて、ちゃっちゃと作業を進めます。何が何だか分かりませんが「とりあえず何でもいいから今日中に1個作って、明日からの2日間でちゃんと考えたものを作ろう」と話し合いました。この日の終わりには、この考えが甘いも甘い、大甘だったことに気が付くのですが、この時は知る由もなく…。

とりあえず簡単に大きな柄でと、私は白のフェルトからウサギを連想してウサギの絵を描き始めました。

しずく堂さんとケイコさんも試行錯誤しながらアイデアをまとめて手を動かしています。

そうこうしているうちに、あっという間に10時のフィーカの時間。もうちょっとやりたいと思ったのですが、「フィーカ大事、フィーカ大事」とクラスメイトに急かされて食堂へ。

しずく堂さんが準備よく日本のお菓子を持って来ていたので、それを配り、自己紹介代わりに著書を見せながらマグを手に30分ほど歓談。

教室に戻って作業の続きをしていると、ミア先生からパッチワークのやり方についての説明がありました。

教わった通りパッチワーク部分を進めました。

そうこうしているうちに、12時の昼食の時間。食事は朝、昼、晩、フィーカと全てビュッフェ形式で、メインの他に種類の多い野菜の付け合わせがあります。

この日の昼食はスウェーデンの珍味ともいえるバナナとチキンのグラタン『空飛ぶヤコブさん』とサーモンです。

1時間ほどランチ休憩をした後、教室に戻りました。フィーカにしてもランチにしても、開始時間は決まっていますが、終了は自分のタイミングで切り上げることが出来ます。

今度はミア先生からいくつかの刺繍のテクニックについての説明がありました。

そうこうしていると、3時のフィーカの時間。とにかく、1時間、2時間があっという間に過ぎていきます。チョコレートケーキが2種類。スウェーデンのケーキのレシピには四角い型で焼くものがあるのですが、こうやって切り分けるのに便利な形なんですね~。

外のテーブルでフィーカを楽しむクラスメイト達。この日はまだ馴染めなかったのですが、翌日にはすっかり馴染んで同じテーブルで話したり食べたりしました。

戻ってパッチワークの続きをしました。

そうこうしているうちに、たちまち時間が過ぎ、6時の夕食の時間に…。この日の夕食はベイクドポテトにサラダ。ぽっくりとした食感に甘みのあるポテトはまるで栗を食べているようで驚きました。ケイコさんによるとベイクドポテト専用の種類で、とても美味しいのだとか。

簡単な夕食ですが、ボリュームのある昼食と、フィーカでお菓子を食べていたので、あまりお腹が減っていず、これで充分。ヘルシーな食生活だなあ、滞在中に痩せちゃうかも…なんて言っている場合か。

そう、皆さんも気が付きましたね?「今日中に1枚仕上げるなんて絶対無理!」なことに。

最近のネットスラングを使えば、無理ゲー

このままでは出来上がらない。初日から教室に残って夜も作業を続けることになりました。夜遅くまで明るい北欧なので、居残り感が希薄なのが救い。別の理由で痩せそう。

ミタ

『空飛ぶヤコブさん』のレシピは下記リンク先からどうぞ。
「空飛ぶヤコブさん」を作ってみました(反省を踏まえた改善点も)


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スウェーデン手工芸学校サマーコース前日

手工芸学校について書き始めたら、諸方面から「続きを楽しみにしている」と言って頂き、期待に応えられるかどうか不安になってきました。サクッと終わらせるつもりが、長編になりそうでマズイ。長編になったら最後は投げやりになりそうでマズイ。

さて、前回は参加するまでのお話でした。授業が始まる前日の7月26日に学校に到着しないといけないので、更に前日の25日にスウェーデン入り。私はSAS、しずく堂さんはフィンエアー利用なので、アーランダのホテルで待ち合わせました。ケイコさんとは26日にアーランダからレクサンドに行く電車で合流して、無事3人揃ってレクサンド駅に到着。

5月に予約したときに駅でのピックアップを学校に頼んでいました。その時に「7月23日になったら電車の番号と時間をレセプションに連絡して」と指示されたので、2か月以上待ち、きっちり7月23日になってからメールで連絡していました。

が!待てど暮らせど来ない!いくら何でも遅すぎるので、ケイコさんが学校に電話すると「今から担当者に出るように言うわ」と、そば屋の出前の上を行く返事の後、無事お迎えが来て学校に到着。

学校のレセプションに下がっていたペンダントランプが50年代デザインでした。

レクサンドアカデミーは1953年設立。元々は、スウェーデンの著名なアーティストGustaf Theodor Wallén(1860-1948)の私邸でしたが、彼が亡くなる前年の1947年に学校として使うよう、寄贈されました。学校では当時の木造建築がそのまま使われています。

壁の木製のうろこ模様や窓の装飾が美しい。

扉の彫刻もハンドルも素晴らしいです。

中に入るとダーラナ地方の特徴的なクルビッツ柄が壁に描かれていました。


チェックインの4時まで時間があったので、森を抜けレクサンドの街へ、徒歩約20分。

スウェーデンには珍しい暑い夏。カフェで頼んだアイスクリームがたちまち溶けてしまいました。

時間になったので、また森を抜けて学校へと戻る途中で80年代の江口寿史を彷彿とさせるオブジェを発見。

これから3泊4日お世話になる寮です。

部屋はベッド、テーブル、棚、クローゼット、シューズラック、リビングチェアが備えられ、広さも十分。

部屋はトイレと洗面、シャワーも完備。キッチンは共有スペースに備え付けられています。

もし、夕食はパスタサラダで良いなら食堂でどうぞ、と言っていますよ、とケイコさんが説明してくれました(外食でもいい)。パスタサラダと聞いて、小学校の給食で出たマヨネーズでキュウリやレタスと和えたスパゲティを想像しながら食堂へ。食堂の入り口には食材はすべて地元産を使っていると書かれた看板がありました。

ふたを開けると、想像よりもずっと美味しそう!要は冷たいパスタという意味だったみたい。ビュッフェには野菜だけでなく、ローストビーフやファラフェル(ひよこ豆団子)もあり、ボリュームたっぷり。

ちなみに、ファラフェルはベジタリアン向け。このあと分かるのですが、食事は昼食が主で、夕食は軽め。夕食では昼食の残りを別の料理にアレンジして、例えばサーモンをサラダにしたりと残り物が出ないように工夫されていました。また、毎回、ベジタリアン用、ラクトスフリー、グルテンフリーの料理も用意されていました。別の日に出た、ベジタリアン用のコロッケなんか美味しかったなあ。

そして、一晩寝て、翌朝はいよいよ授業開始の日。朝食の焼きたてパン(この日はニンジンパン)が美味しく…やばい、食べ物と建物だけでこんなに長く書いてしまった!

えー。長くなったのでここまで。いよいよ次から授業について書きたいです。

ミタ

これでも相当削っています。


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