レシピ:デンマークのミートボールカレー

昨日、学生時代の友人と娘さんを我が家に招いて昼食にデンマーク料理のミートボールカレー、Boller i karry(ボーラ イ カーリ )を作りました。デンマーク料理でカレーは不思議に思われるかも知れませんが、一説には1930年代から記録に残っているという伝統的なデンマーク料理。

実際、日本のWikipediaで「デンマーク料理」を検索すると、伝統的メイン料理のトップに、しかも写真入りで紹介されているほど一般的なのですが、日本ではほとんど知られていないかも。レシピを日本語で検索するとほとんど出てきませんでした。ルッセカットなんて一体どれほど作る人がいるのか疑問のレシピですら何ページも出てくるのになあ。

ところで、Wikipediaの写真のキャプションにあるセロリは何かの間違いじゃないかと思います。デンマーク料理にはよく似た名前の、Boller i selleri (ボーラ イ セロリ)があり、これと混同したんじゃないかしら。しかもボーラ イ セロリ のセロリはセロリアックのことなんですよね…。

デンマーク料理
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

閑話休題

実はイギリス発祥のカレー粉は北欧でもお馴染みの調味料。北欧の国民食ニシンの酢漬けにはカレー味があるし、ヴィンテージのスパイスポットにもカレー粉用は珍しくありません。ただ、北欧の人はあまり辛い味付けを好まず、どちらかというと甘めの味付けなので、カレーもかなりの甘口です。

レシピは手持ちの1970年代に発行された北欧料理の本と、サイトで検索した、いくつかのレシピを混ぜて作りやすい分量と材料にしています。とはいえ、アレンジは最小限。かなりオリジナルに近いレシピです。


Boller i karry (デンマークのミートボールカレー)

<材料 4人分>
(ミートボール)
豚ひき肉 450~470g
玉ねぎ 半分
卵 2個
小麦粉 大さじ2
牛乳 100cc
塩コショウ
(カレーソース)
玉ねぎ 半分
リンゴ 半分
バター 大さじ2
カレー粉 大さじ1.5
牛乳 120cc
塩コショウ

<作り方>
1、玉ねぎ半分をごく細かいみじん切りにして、豚ひき肉に混ぜる。溶き卵、小麦粉、牛乳も入れ、塩コショウで味付けをしてよく混ぜる。
2、鍋にお湯500ccを沸かし、コンソメを溶かす。
3、ひき肉をスプーンと手の平で直径2、3cmのボールに丸め、コンソメを溶かしたお湯で7、8分茹で、茹で上がったら取り出してお皿によけておく。ゆで汁はソースに使うので取っておく。
4、玉ねぎ半分と皮を剥いて芯を取ったリンゴ半分を5mm各くらいのさいの目切りにして、バターを溶かしたフライパンで玉ねぎが柔らかくなるまで炒める(焦がさないように)。その上にカレー粉を振りかけ数分炒め、更に小麦粉を振りかけ数分炒めたら、濾したゆで汁を350cc(足りなければお湯を足す)をだまにならないように 少しずつ加えながらかき混ぜ、更に牛乳も加えとろみが出たら塩コショウで味をととのえる(ご飯にかけるので少し濃いめの味付けの方が良いと思います)。
5、よけておいたミートボールを加え、全体を馴染ませたら、ご飯にかける。

さて、付け合わせにはキュウリサラダとWikipediaに書かれていますが、冷蔵庫にニンジンが沢山あったのと、スウェーデンのクリスマス菓子「ルッセカット」を作ったので、干しブドウが沢山余っていたので、デンマークのニンジンサラダ (Gulerodsalat)を付け合わせにしました。ちなみにデンマーク語でニンジンの意味であるgulerodはとてもカタカナで書けない発音なので書きません。興味ある方は下記リンク先で発音を聞けます。
How To Pronounce gulerod

キュウリサラダが良いという方は当店の電子書籍「北欧のおやつとごはん」にレシピがありますので、宜しかったらお買い求め下さい(380円)。Wikipediaにはサラダ、とありますが、甘酢漬けです。

北欧のおやつとごはん: フィンランド・スウェーデン・デンマークのキッチンから32のレシピ Kindle版

とはいえ、ミートボールカレーにニンジンサラダの付け合わせも割と普通。ついでにレシピも書きますね。これもいくつかのレシピを比べ、分量や作り方など調整しています。

Gulerodsalat (デンマーク風ニンジンサラダ)

<材料>
ニンジン 250g
レーズン 25g
好みでナッツやシードなど適量(なくても良い)
(マリネ液)
塩 大さじ1/2
酢 大さじ2 (レモン汁でも可)
オイル 大さじ1
ハチミツ 15g(砂糖でも可)
<作り方>
ニンジンをチーズおろし、あるいは千切りカッターで千切りにする(包丁で切るよりも味が染みこみやすい)。材料を混ぜてマリネ液を作る。千切りにしたニンジンと干しブドウを30分ほど浸ける。

この時はカレーに使ったリンゴが半分余ったので千切りにして混ぜています。これも美味しかったですよ。

ひき肉を丸めて茹でるのに少し手間がかかりますが、あとは本当に簡単なレシピですので、試してみてください。牛乳がたっぷり入った肉団子はフワフワで、カレーは甘口ですので、小さなお子さん好みかも。デンマークでも子供が大好きなメニューらしいです。

この日はみんなでルッセカットとシナモンロールも作りました。その話はまたの機会に!

ミタ

※濃厚にしたい場合は牛乳と生クリームと半々にしてもOKです。
※デンマークのカレー粉を使うと真っ黄色になりますが、今回は日本のカレー粉を使ったので色は茶色くなっています(スパイスの配合の違いでしょうね)。
※ソースに入れるリンゴは形が残るくらい大きく切るレシピもあります(Wikipediaの写真はそうですね)。お好みでどうぞ。


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『北欧のおやつとごはん』最新版更新方法

北欧のレシピを集めた電子書籍『北欧のおやつとごはん』にレシピを追加して25のレシピから32のレシピに改訂したのはいつのことだったか…。

既に「25のレシピ」版をお持ちの方にはアマゾンから自動的に更新されると思っていたのですが、自分がダウンロードしている版が更新されないのでアマゾンに問い合わせたところ、変更部分が多すぎて更新できないと答えが返ってきました。誤字脱字を修正した程度でなく、章が増えているのだから、確かに多すぎるかも。

困ったな、再購入してもらうのも何だし、どうしたらいいのかしらと思いつつ、方法が分からず、無かったことにしていました(あかんやん)。

それでも何となくのどに刺さった小骨のように心から取り除くことが出来なかったのですが、先日ご購入のお客さまから、アマゾンに直接問い合わせたら更新できたとのご連絡がありました。方法を教えて下さったのでシェアしますね。

Amazonにログインした状態で下記カスタマーセンターにアクセスします。
https://www.amazon.co.jp/gp/help/customer/contact-us/
次に出てきた画面に下記の様に「最新版を更新してください」とかなんとか、とにかく新しい版が欲しいのだという事を記入し、メールで問い合わせに送信します。

私の場合は配信したと連絡があっても、どうしても更新できず、一旦削除してから最新版を再配信してもらいました。

お手数ですが、最新版はこの手順で入手してください。

クリスマスのお菓子や料理もありますので、もしまだお持ちでない方は下記リンク先から今からでもどうぞ!

Kindleの端末でないとダウンロードできないと思っていた方がいらっしゃったのですが、お手持ちの端末にもアプリを入れればダウンロードできます。

Appleの方は下記リンク先から
Kindle for iOS
Androidの方は下記リンク先からKindleアプリをダウンロードしてください。
Kindle for Android

この冬は北欧料理でお楽しみ下さいね。

ミタ

しベりあんさんありがとうございました。


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レクサンド名物クネッケブロードで

スウェーデンの堅焼きパン、クネッケブロードでオープンサンドを作ってお昼に食べました。

クネッケブロードは一緒にレクサンドの手工芸学校に参加したしずく堂さんからお土産にもらったものです。一緒に行ったのにお土産?と不思議に感じられると思いますが、フィンランドで買ったけれど量が多かったからとおすそ分けでした。ちなみに手前に写っているのは、以前フクヤでノルウェーワッフルの会を開催してくれた、りさねんねんさんからノルウェー土産の鯖缶。

クネッケブロードには様々なメーカーがありますが、特にレクサンドはダーラナホースのパッケージで知られた有名メーカー、その名も「Leksands(1920年代ー)」のお膝元です。いままで、味気ないものだなあと思っていたクネッケブロードですが、手工芸学校で食堂に常備されていた(なので、朝食だけでなく、フィーカの時間にも食べることが出来た)クネッケブロードがとても美味しくて気に入ってしまいました。私だけでなく、しずく堂さんもすっかり気に入ったので、フィンランドから帰国前に自宅用にと買ったそうです。

学校ではゆで卵のスライスにスウェーデン名物たらこペーストを乗せて食べていました。個人的には最高の組み合わせだったのですが、日本ではたらこペーストが手に入りません。

そこで、以前スウェーデンのホテルでオススメされていた「カッテージチーズ+アボカド+スプラウト」と、手元にあったノルウェーの鯖缶で「鯖+ゆで卵」を用意。


軽いパンですが、3枚ほど食べるともうお腹いっぱいになりました。手工芸学校に一緒に参加したケイコさんによると、レバーペースト+キュウリもお勧めらしいですよ。

ちなみにお皿代わりに使っているのは、アラビアのケーキトレイRistikkoです。

ミタ


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フィンランドのポテトパンPerunarieskaを作る

こんにちは。今月からフクヤの店休日が火曜日から水曜日になったのですが、恐らく誰も気が付いていないでしょう。水曜日になった理由は、日曜日に毎週お店をオープンするようにしたら、日曜日に予定している仕事が滞るようになり(毎週新着をアップしているので、1日潰れると調整が大変)、日月でやっていた仕事を月火に移動したからです、ってこんな内輪の事情はどうでもいいですね、そうですね。

まあ、そんなわけで今日の水曜日はお休み。お休みにはお休みの間にしてしまいたい家事がまあまああるのですが、それでも余った時間を使って普段作らないものを作りました。

例えば、このペルナリエスカ作り。

ペルナリエスカとはフィンランドのジャガイモ入り平焼きパンです。

先月の買い付けでフィンランドに行った時、はまってしまって毎日食べていました。以前から、美味しいよ、と噂は聞いていたのですが、今まで食べる機会はありませんでした。

今回こそと、スーパーでウロウロするも、似たようなパンがいくつも並んでいて、どれか分からず、ウロウロがオロオロに。思い切って通りがかった女性に「すみません!」と声を掛けると、想像よりもびくっとされたので、そのままの勢いで「ジャガイモパンはどれでしょう!」と畳み掛け、困っている外国人ですよ、怪しいものではないですよ、とアピールして手に入れたのがこのパンです。

どうやって食べるのが正解かと調べたら単に”温めてバターを塗って食べる”でした。そこで毎朝フライパンで温めて(トースターもオーブンもないので)、バターを塗って食べました。ジャガイモの香ばしい香りと、ほんのりとした甘さが美味しい。じゃがバターが好きなら、きっとこのパンも好きなハズ。

とっても簡単なので自宅で作ることもできます。私が参考にしたレシピは下記リンク先をです。
Rieska – Finnish Potato Flat Bread
生地がべたべたして扱いづらいくらいで正解、と何かに書いてあったので、牛乳を足しながら固さを調整しました。

上記のレシピは、ジャガイモ、小麦粉、卵だけとシンプルですが、ベーキングパウダーとバターを入れるレシピもありました。
Finnish Potato Flat Bread (Perunarieska)
マッシュポテトの分量がグラムではなく、カップなので、ちょっと分かりづらいですが、次はこちらで作ってみようかな。

立て続けに横道にそれていましたが、明日(かな?)から買い付けレポート再開します。

ミタ


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衝動的にワッフルとスコーンを作る

今日の夜10時から、昨年に放送されたNHK Eテレの『グレーテルのかまど スプーンおばさんのワッフル』回が再放送されるそうです。この放送では当店から、使用する食器、クロス、そして私物のワッフルアイロンをお貸ししました。

その顛末については昨年書いていますので、下記リンク先からお読みいただけます。
NHK『グレーテルのかまど』に協力のお知らせ

思い出すとワッフルが食べたくなって衝動的に焼きました。1時間ほど前におやつに食べたところ。

最近は生地にサワークリームを入れたレシピが気に入っているのですが、無かったので冷蔵庫に残っていたヨーグルトを使いました。残り物消費の適当レシピだったのですが、美味しかったので記録代わりに書きます。

ちなみに適当レシピの時も次に作ることがあるかも知れないので分量を量りながら作るようにしています。ただし、端数は丸めました。

北欧風ワッフル(”風”と付いているのは私の適当レシピだから)
<材料:ワッフル8枚分>
卵 1個
砂糖 大さじ3
ヨーグルト(無糖) 200cc
牛乳 30cc
小麦粉 170g
ベーキングパウダー 小さじ1/2
ベーキングソーダ 小さじ1/4
カルダモン 小さじ1/2
バター 50g

<作り方>
卵、砂糖を混ぜ、ヨーグルト、牛乳を加えて更に混ぜる。小麦粉、ベーキングパウダー、ベーキングソーダ、カルダモンを加えて混ぜる。バターを溶かして混ぜる。ワッフルアイロンで焼く。

ジャムを切らせていたのですが、買いに行くのも面倒だったので、冷凍庫にミックスベリーはあるし、随分前に自宅の柿が豊作で困ってジャムにした時のペクチンが残っていたし、なので甘さ控えめの適当ジャムを作りました。電子レンジを使った超手抜調理です。

<レンチンジャムのレシピ>冷凍ミックスベリー100gに砂糖50gを加え、電子レンジに1分半ほどかける。途中2回ほど取り出して混ぜる。ペクチンを3g程度振り入れて、電子レンジで30秒ほどかける。冷ませば出来上がり。

では、今夜の放送をお楽しみに。

ミタ

ところで衝動的と言えば、先日衝動的にスコーンを作りました。

スコーンは雑に作る程上手に出来ると言われているのですが、雑の頃合いがなかなか分かりませんでした。でもこの時は衝動的に作ったためか、結構雑に作れて、雑さ加減がつかめた気がします。記憶があるうちに確認のためにまた作ってみるつもりです。


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