フィンランドでルート・ブリュック&タピオ・ヴィルカラ展へ駆け込み鑑賞

買い付けブログの前回はイッタラ工場見学したところで終わりました。

さて、ヘルシンキ郊外にあるEMME(エスポー近代美術館)では ルート・ブリュックとタピオ・ヴィルカラ夫妻の展示がされていて、いつか観に行きたいと思っていました。

ただ、美術館の閉館は午後5時。無理かもなあと思っていましたが、何気なくサイトを確認すると、その日は水曜日。夜の7時まで開館しているとあるではないですか。

今すぐ出発すれば6時前には到着して、1時間ちょっと鑑賞できそう。翌日はフィンランドを発つ日。これは行くしかないな、と急いで移動しました。

チケットを購入して階段を駆け上がります。

会場に足を踏み入れて、ちょっとビックリ。

まるで倉庫です。解説を読むと、この展示方法は通常は隠されている保管庫(内)と展示室(外)を一つにした新しい提案で、『Aukio(広場)』と名付けたスペースだそうです。

棚の一番上は日本人女性としては背の高い(167cm)私でも背伸びしないと見えません。その一番上にタピオがローゼンタールでデザインした食器が展示されていました。

デザインの過程が展示されているのが面白かったので手を延ばして撮影。

修復や撮影のための作業室も展示の一部として公開しています。

中央の作業場では2019年4月27日から日本で開催されるルート・ブリュックの大規模展覧会のための梱包作業が進んでいました(この日は4月3日)。

もちろん展示も素晴らしい。木目の美しいタピオのトレイ。

同じくタピオのガラス作品たち。

タピオのガラスと言えば、代表作のウルティマ・ツーレ。

ルートの作品も保管庫をイメージしたラックでの展示です。

繊細な表現を施され、組み合わされたルートを代表するタイルのオブジェ作品。

大変に見ごたえのある展示で、時間ギリギリまで鑑賞しました。

EMMAにはタピオ・ヴィルカラの作品が他の場所にもあると、案内の男性に教えてもらいました。壁いっぱいに作られた木製のオブジェUltima Thule(ウルティマ・ツーレ)。

さて、実は私はEMMAで大好きな展示がもう一つあります。『Suomen Lelumuseo(フィンランドおもちゃ博物館)』

年代別に子供部屋が再現され、当時のおもちゃが展示されています。 ゲームやプラスティック製の最近のおもちゃと違い、天然素材や手作り感の溢れる昔のおもちゃは心温まる思いがします。

片隅には飛行機の座席やサービス用のワゴンを小さく子供サイズにした展示がありました。そこにお母さんと乗客と客室乗務員ごっこをしながらはしゃいている小さな子供がいて、とても微笑ましかったのですが、本当のことを言えば、私も座ってみたかった。

もしEMMAに行く機会がありましたら、子どもミュージアムもお見逃しなく!

ミタ

これで、北欧買い付けブログ2019年春は終了です。


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イッタラでイッタラ工場見学

フィンランドの買い付けを終え、打ち上げとしてフィンランド家庭料理を食べたところまでが前回でした。

買い付けの際は何があるか分からないので、予備日として1日設けることにしています。突然のタレコミ(○○でフェアーがあるよ、○○さんを紹介するから会ってみれば?)があったり、「お食事一緒にしませんかー?」とお誘いがあったり、あるいは買い付けが思ったよりも成果がなく別の場所に足を延ばしてみよう、などなどあるからです。

今回のフィンランドではそういう突発的な変更がなかったので、1日空きができました。そこで思い切ってイッタラ工場まで観光に行くことにしました。

イッタラ工場はハメーンリンナ市イッタラにあります。

既に生産の大部分を海外工場へ移転しているイッタラですが、アールトベースなど、製品によってはここで職人さんによる手作業で作られています。

見学は無料。釜からは火を起こす音がゴウゴウと鳴り響き、作業場の機械はガチャンガチャンと金属音を絶え間なく出しています。 更にそれらの騒音をかき消すように大音響でラジオが流れていました。

釜の熱で工場内は真夏のように暑く、作業員の方は給水所で頻繁に水を飲んでいました。

これはアアルトベースを作っているところ。

これはバーナーの上でフルッタピッチャーの口を整えているところ。

動画をアップしました(音が出ます)。ずっと単純作業が続いているのに、見ていて全く飽きません。

見学のスペースには地元の小学生の男の子がかぶりつきで見ていました。分かるなあ。私も近所にこんな工場があれば日参しちゃうよ!

工場は月曜から金曜まで、朝8時から夜9時まで自由に見学できます。なお、午後1時50分から15分間スタッフ交代のため作業が止まります。

工場だけでなく、敷地内にある イッタラ・ガラスミュージアム (Design Museum Iittala/Designmuseo Iittala)も楽しみの一つだったのですが、なんと9月から4月は土日のみ!この期間、フィンランドはシーズンオフなのですね…。

がっかりして、ファクトリーショップへ行くと、改装前ということで大セールをしていました。ピンと来るものがなかったので何も買わなかったのですが、今思えばお土産用に何か買えば良かった。

次は、同じ敷地内のKultasuklaa(クルタスクラー)チョコレート工場へ。ちょうどイースター前だったので、イースター用のチョコレートを作っているところでした。

数席のカフェスペースがあり、飲み物とチョコレートを頂く事が出来ます。

好きなチョコレートと飲み物のセットで3ユーロ。私は折角だからサルミアッキの入ったホワイトチョコレートとコーヒーにしました。

世界一不味いお菓子と言われるフィンランドのサルミアッキ。私もご多分に漏れずあまり得意ではないのですが、チョコレートに入っていると甘じょっぱい味となり、ポリポリとした食感も良く、美味しいのです。これは、本当。

さて、もうやることもないし、そろそろ戻ろうかと時計を見ると、エスポ―の美術館にギリギリ間に合いそうな時間。

この時、エスポ―の美術館ではタピオ・ヴィルッカラとルート・ブリュック夫妻の企画展が開催しているハズ。

行っちゃうか!

ミタ

つづく


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フィンランドでご飯

もう夏になってしまっていますが、春の買い付けフィンランドの買い付けの続きです。

これは今回初めて買い付けたリーヒマキガラスのFlindariタンブラーです。

他にも色々買い付け。

この形のマリメッコのバッグ、懐かしいですねー。フィンランドの買い付けはスウェーデンよりも短く3日間で終了。 残りの2日間は引きこもって、ただただ梱包です。

以前は材料を買って調理をする事もありましたが、最近は時間の節約でスーパーのお総菜が中心になっています。

今回はチキンカツにパイナップルの輪切りが乗っている Hawaijinleike(ハワイ風カツレツ)を買ってみました。パイナップル乗せればハワイ風という雑な認識はフィンランドにもあるのだなあ、と感心。

スムには缶詰を開けました。いつも気持ちがいい食べっぷり。

梱包1日目は丸々、2日目は午前中梱包に使い、午後に発送を終え、打ち上げとしていつもの北欧料理の食堂へ。この店に限らず、 飲み放題のコーヒー&紅茶用のお湯のヒーターに乗っているコインの理由を尋ねると、熱くなり過ぎないようにとか。フィンランドのおまじないかと思ってたら、案外実用的な理由でした。

この日のメニューはヘラジカのハンバーグにカンタレッラとリンゴンベリー添えと茹でジャガイモ。

美味しかったです。ごちそうさま。

この店はランチのみ営業で定食のみ。映画『かもめ食堂』も有名になって日本人が多く訪れるまではランチのみでしたね。

残り1日は観光に使うことにしました。

続く。

ミタ


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フィンランド、ドーナツと猫と買い付け

随分と間が空いてしまいましたが、フィンランド春の買い付け編の2回目です。もう4月に入るというのに、朝は地面が真っ白になるほど冷え込むフィンランド。

ところで、立ち寄った大型スーパーにアーノルドドーナツのコーナーがありました。2013年に日本に上陸しましたが、今年(2019年)店舗は閉店。今は催事だけになっているのかな?

ドーナツをデザインした持ち帰り用の箱がかわいい。日本のは茶色だったかな?

日曜日は宿の近くのスーパーに。日曜日は総菜コーナーと併設のベーカリーがお休みなのが、フィンランドらしい。日本なら書入れ時とオープンしていますよね。ベーカリーはお休みでしたが、レジの外側にこんなカートが置かれていました。

前日の売れ残りを無料で提供しています。見ていると高校生くらいのグループが次々手に取って食べていました。食べ盛りだもんね。食料廃棄を出さない思い切ったアイデアですが、日本では「もし何かあったら」と二の足を踏んでしまうお店が多いだろうなあ。

もちろん買い付けもしています。

こんなものを色々と。

買い付けた猫柄のお皿をSNS用に撮影していたら宿猫スムが乱入してきました。どうも、テーブルに器を置いたコトっという音でご飯が出てきたと思ったようで、器をのぞき込んでガッカリ。

一方スムの娘のトフィーは宿の中でちゃっかりテーブルについていました。

ドーナツは買わなかったけれど、手作りシナモンロールをもらって頂きました。美味しかったです♪

フィンランド買い付けは続く。

ミタ


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フィンランドで宿猫に再会

毎日暑いですね。それではフィンランドの雪景色をどうぞ!

というわけではなく、買い付けの後半フィンランド編です。そろそろ4月になろうって時なのに、寒いよ、フィンランド。

いつもの宿へ向かう道を、フワフワした毛があちこちに飛んでいるなあと思いつつ進んでいると、道端に車が2台止まり、運転していた(と思われる)60代くらいの女性が脇に立っています。

車と車の間を見ると、鹿が1頭倒れていました。フワフワの毛の発生源はここ。恐らく絶命。鹿と衝突したと思われる女性は、自治体か何か、しかるべき管理局が引き取りに来るのを待っているのでしょうか。

それにしても、こんな開けた、車も大してスピードを出さないような道路で野生動物との衝突事故があるなんて(高速道路では頻繁に動物の死体を見ます)。

さすがに事故の写真は撮れなかった

なんだか暗い気持ちになりながら、いつもの宿に到着すると、こちらでは元気なフワフワのお出迎え。

太って見えますが案外軽く毛がフワフワなだけ

よしよし

おや、トフィー(名前)もおうちに入るのね。よしよし。

そこはちょっと困る。

荷物を広げ、パソコンなどセッティングし、WiFiのつながりなど確認して、近くのスーパーへ買い出しに行きました。

スウェーデンに比べ、フィンランドのパッケージデザインってイマイチだったのですが、最近はかわいいのが増えました。

いわゆる”北欧デザイン”っぽいパッケージが増えた

スウェーデンでイースター飾りが売っていて気が早いと思っていましたが、フィンランドでは何と既にシマが売っていました。

シマは5月1日のメーデーに飲む微炭酸&微アルコール飲料。以前フィンランドの人に「シマってメーデー以外では飲まないの?」と尋ねると「メーデーの日だけね、どうしてだか」と答えていたので、早めに買う人はいないような気がするのだけれど、買うのかなあ?

3月終わりのヘルシンキ近辺の日没は夜の8時ごろ。信じられないほど明るいけれど、既に夕方。 この日は一休みして、翌日からフィンランドの買い付けスタートです。

ミタ


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