スウェーデン大使館でレクサンドのサマーコースについてお話しました

こんにちは。

六本木にあるスウェーデン大使館

昨夜(6月27日)スウェーデン大使館で開催された留学イベント『スウェーデンで学びませんか?』で去年のレクサンドでのサマーハウス体験をお話してきました。

過去の留学フェアでは大学や大学院などアカデミックな留学先の紹介ばかりだったけれど、それ以外でもスウェーデンで学ぶ方法があるのを知って欲しいというのが大使館の目的です。

様々なスウェーデン留学について話される速水広報補佐

まずは、ヨンショーピング大学の大学準備クラスについて。スウェーデンなのに、英語を学ぶカリキュラムというのが驚き。もちろんスウェーデン語の初級の授業があり、スウェーデンの文化の講義もあるとか。終了すればスウェーデンの大学を受験することが出来ます。

すごく魅力的だけど、数学・科学・物理を勉強すると聞いて無理だなあと。理系の方は是非!

次に、アクセヴァッラ国民高等学校に10ヶ月間留学していた鈴木悠史さんの留学体験について。スウェーデン語での授業は辛く、それでも季節のイベントなど楽しい思い出もあったと、当時の写真で振り返って見せてくださいました。

最後は、レークサンド国民高等学校の体験談。まずは本の装丁を3年間学んだ山口元子さんのお話。3年間の思いでは10分の持ち時間では語り切れず、いつか別の機会に最後まで伺いたい!

次は私がサマーコース3日間の経験について話しました。授業の内容だけでなく、コースに含まれているもの、料金、3日間の経験で得たことについて。

もちろん、私も10分では語り切れないので、用意して下さったテーブルで一人一人の質問にお答えしました。

会の終了後には軽食と歓談も。

更に、ニッケルハルパの演奏やフォークダンス♪

何人もの方から「3日間だけなら会社の休みを利用して参加出来そう」と感想をいただき、 回し者ではありませんが、これを機会に体験して下さる方が増えると嬉しいです。つたないプレゼンではありましたが、聞いて下さって本当にありがとうございました。

ミタ


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スウェーデンの定番お菓子レシピ本で定番シナモンロール

2019年の春の買い付けブログ(まだ終了していませんが)の『ワッフルの日に椀子ワッフル状態』の回で、スウェーデンの定番レシピ本『Sju sorters kakor(7種類のお菓子:スウェーデンではおもてなしにお菓子を7種類用意する、という伝統から)』の英語版がAmazonであったので注文したと書きました。古本なので送料込み851円のお安さ。

国内在庫だったので、注文して数日で届きました(いったいどういう経緯で日本に?)。届いてから分かったのですが、2005年版。巻末にグルテンなし、砂糖なし、卵なしのレシピの索引と、レシピから砂糖を減らす方保についてページが割かれているのが、現代らしい。

早速ワッフルを索引で探したのですが…なんと掲載されていません!この年にはワッフルは掲載されなかったのか、それとも英語版だからか。目的のレシピはありませんでしたが、せっかくなので、定番のシナモンロールを焼きました。

レシピの三分の一量にして、バター50g、牛乳160cc、イースト小さじ2、塩一つまみ、砂糖40cc、カルダモン小さじ1、小麦粉430cc。

レシピは重量でなく容量だったので、作る前は分からなかったのですが、作りながら重さを測るとほぼいつも作っているレシピと同じでした。こういうのは、だいたい固定のレシピなのでしょうね。

ただ、卵が生地に入らないので、柔らかめの焼き上がり。翌日も硬くならず美味しかったです。 次はいつものレシピに卵なしで作ってみよう。

ところで、シナモンロールは巻き終わりからほどけてきてしまう事が多く、いつもエイエイとつまんで貼り付けていたのですが、先日とても簡単な解決方法を知りました。

巻き終わりを下に挟むだけ。

簡単なことですが、今まで思いつきませんでした。思い付いた人偉いなあ。

ミタ

ところで、英語版はレシピ名も英語に訳されていて、オリジナルのスウェーデン語が分からないのが難点。


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みりんの話

こんにちは。猫営業部長のみりんです。目が見えなくなりました。

ゴールデンウィークの前くらいからスタッフ(♀)が風邪をひいて、それで、それが治るまですごく長くって、3週間くらいかかりました。

そしたらワタシもだんだんご飯が食べられなくなって、スタッフはだんだん良くなっていったけど、ワタシはだんだん体に力が入らなくなっていきました。

スタッフと病院に行ったり、お薬飲んだり、背中からお水を沢山いれたりしたけれど、ぜんぜん良くならなくて、なんだか体が軽くなりました。

スタッフは毎日エンエン泣いて、新着の商品を選びながらエンエン泣いて、商品洗いながらエンエン泣いて、パソコンで字を書きながらエンエン泣いて、新着のお仕事以外は、ブログ書くとかお店でお客さんとお話しするとかできなくなっちゃって、大人なのに赤ちゃんみたい。

スタッフは新着のお仕事だけやって、あとはあっちこっち行っていろんなご飯を買ってきたり、ワタシの口に持って来たりするんだけど、どうしてもご飯がちょっとしか食べられませんでした。それで私の頭をなでてまた泣くので、お目目がとけちゃいそうでした。

ある夜、スタッフでなくて、ワタシの目が見えなくなりました。
怖かった。

スタッフはすぐに気が付いて次の日に病院の先生に電話したら、先生は目はもうもどることはないでしょう、あさって来る時にしらべましょう、それよりも今はご飯を食べるのが大事だから食べるのがんばりましょうって言いました。

その日から、ご飯を食べたくなりました。
ふしぎなんだけど。

スタッフが持って来るご飯がおいしくなりました。毎日だんだん食べる量がふえました。自分から食べに行ったりできるようになりました。それで、いまはだいぶん元気になりました。

見えなくてたくさん歩くのは怖いけれど、今日は昨日より食べて昨日よりたくさん歩きました。明日は今日より食べて今日より歩くようになります。あさっては明日より食べて明日より元気になります。

スタッフはワタシの目が見えなくなったけれど生きているからもう泣いていません。

以上!

みりん(猫営業部長)

スタッフより
みりんの眼は病院で詳しく見てもらいましたが失明の原因が分かりませんでした。腎不全からの高血圧、網膜剥離、緑内障、どれも当てはまらないそうです。専門病院への打診もされましたが、原因が分かったところで戻るものでもないなら、 慣れない病院で長い検査でストレスを与えるなら、見えない暮らしをいかに快適にするかに考えを切り替えようと思い、断りました。 とはいえ、突然原因も分からず見えなくなったので、突然原因も分からず元に戻るかもと願ったりもしていますが…。


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フィンランド映画『マン&ベイビー』大変なのは男だからじゃない

渋谷のユーロスペースにて現在開催中の北欧映画祭『トーキョーノーザンライツフェスティバル2019』でフィンランド映画『マン&ベイビー』を鑑賞しました。

『マン&ベイビー』 は2017年のコメディ映画で、クスクスと笑う場面が多く、基本善人しか出てこず、観終ってから考えさせられる良作。

無事に出産を終えた妻のピアが「母親にはなりたくない」と、病院からタクシーで失踪。アンティは、生まれたばかりの息子と2人残され途方に暮れるが、それは怒涛の日々の始まりだった…!子育て先進国フィンランドから届いた育児奮闘コメディー。男とは?仕事とは?そして子育てとは!?すべてのシングルファーザーへ捧げる応援歌。

トーキョーノーザンライツフェスティバル2019 公式サイトより

予期していなかった一人での子育てに突然放り込まれたアンティは何から手を付けていいのか全く分かりません。なにしろ妊娠中からノイローゼ気味だった妻に地域の子育て支援制度、いわゆる“ ネウボラ”の両親教室に行くことも拒絶されていたのですから。

数時間おきの授乳、おむつ替え、体をきれいに保ったり、寝かしたと思ったら起きてしまったり…。充分に寝ることも休むことのできない怒涛の日々が始まります。家は散らかり、自分の食事もままならない。もちろん仕事になんか行けないので、会社には1年の育児休暇を申し出ます。

やや仕事に未練がましいアンティに、あっさりと1年の育児休暇が出され、それどころか上司や同僚全員で拍手で送り出すのは、フィンランドだなあという場面。フィンランドは育児休暇中でも給料の70%程度支給されるそう。

初めての育児にストレスMAXなのに、ネウボラの担当者には、子供を福祉施設に取り上げられることを恐れたのか「問題ありません」と何もない振りをしてしまう。けれどもベテラン職員にはお見通し(この職員さんがジュディ・デンチ似なため私の中で、この人なら何とかしてくれると、謎の信頼感が生まれてしまった)。

ところで映画を観ながら、
<途中でアンティが育児を放棄→赤ちゃんが危険にさらされる→アンティが反省→「パパが悪かった」と愛情を強く意識する>
なんて展開もあるんじゃないかしら、と予想したのですが、そんなベタな想像は裏切られ、最後までアンティは疲労と闘いながら、責任と愛情を持ってまっとうに赤ちゃんを育てていく点が逆にリアル。

努力してママ友を作ってみたり、 ネウボラや、隣人家族に助けてもらったりしながら、経験を積み徐々に子育てのペースをつかんでいくアンティ。自分の時間が欲しいと嘆き、目の前の事に対処するのに必死だったアンティが、赤ちゃんのいる日常をこなし、未来について自然に考えるようになる、そんな彼の成長物語。

この映画は父親が子育てに奮闘する姿を描くことでドタバタコメディに仕立て、見ている方もアンティに同情しながらも笑っていられますが、もしもこれが母親なら?

遊びに行きたい、会社に戻りたい、自分の時間がない、と嘆く母親を描くと、「母親失格」「母性喪失」なんて反発を覚える人もいるのかも知れません。

けれども、翻って考えると、アンティが子供が生まれた途端に立派に父親になった訳ではないように、女性だって子供を産んだ途端に立派に母親になるものではないですよね。実際アンティの妻のピアは「子育てなんて無理ー!」と出て行ってしまっています(興味深かったのは、ピアの事を「母親失格」と責める人が誰もいない事)。大変なのは男だからでなく、経験の無いことだから。

いみじくもアンティは公園のママ友から男が子育てをすると褒められるのに、というような事を言われます。ママ友にはシングルマザーもいて、彼女もアンティと同じように孤軍奮闘し、十分に睡眠もとれない日々を過ごしているハズ。でも母親なら当たり前と見過ごされてはいないかな、そんなことに気が付くのです。

子育ての経験のある人は「あるある」と共感する部分が多いのではないでしょうか。また誰でも自分の親はこんな大変な思いをして育ててくれたのかと思いを馳せるようになるかも。

2月9日の初上映以降は、2月11日(月)21:30、2月15日11:30にも上映があります。また15日の上映後にはフィンランド大使館のマルクス・コッコ参事官によるフィンランドの子育て事情についてのトークショーが予定されています。

詳細は下記リンク先からご覧ください。
トーキョー ノーザンライツ フェスティバル

『マン&ベイビー(Yösyöttö / Man and a Baby)』
監督:マルヤ・ピューッコ Marja Pyykkö
2017年 / フィンランド / フィンランド語(Finnish) / 86min
字幕:日本語・英語【With English subtitles】

ミタ

この映画は周囲の登場人物も実に魅力的です。


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あけましておめでとうございます

新年明けましておめでとうございます

旧年中は大変にお世話になりました。2018年はあまりにも沢山の出来事があったので振り返るのが大変です。年を取るにつれて1年が短く感じるようになりますが、去年は本当に長かった。というわけで、ここはスキップして、今年の話を。

実は昨年の後半になってからフィンランド関係の方たちと新しく知りあったり、フィンランド関係のイベントに参加する機会がありました。

2006年の映画『かもめ食堂』に始まったフィンランドブームは年月が経つにつれて弱まるどころか、加熱していくばかり。それにつられて、今やフィンランドの情報がそこかしこで苦労せず手に入る状態になりました(ガイドブックを見ても他の国は「北欧」で一括りなのにフィンランドやヘルシンキだけの本が何冊もあって驚きます)。

フクヤを始めた2006年(奇しくも『かもめ食堂』公開と同じ年)はフィンランドはまだまだ遠い国。調べると知らないことが沢山あり、書いたり話したりするのは楽しかったのですが、巷に情報が増えるにつれ、別に私が発信しなくても、もっと詳しい人もいるしね、と思うようになり、そうなると次第に情熱も薄れて行ってしまいました。

でも、去年になって立て続けにフィンランドに関わる人たちと話しているうちに、ああ、そうだった、こうだったと、以前の気持ちが甦ってきました。

というわけで、今年はフィンランドイヤーにするつもりです。ちょうど日本との国交100周年ですしね。ただいま第一弾を考え中。どうぞ、お楽しみに。

そして、今年もよろしくお願い致します!

ミタ


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