しずく堂さんのワークショップとテレビ鑑賞会

こんにちは。ワークショップ担当の猫営業部長のみりんです。

このまえやったしずく堂さんのワークショップを三ついっぺんにレポートします。デキル猫だから。

三つのワークショップはぜんぶしずく堂さんの新しいご本からの作品でした。一つ目は手袋でした。

それで、しずく堂さんの新しいご本をいっしょに作ったへん集の人もいて手袋を作りました。まぶしいからこんな格好でしずく堂さんが教えていました。

二つ目はお帽子でした。

しずく堂さんが教えているところです。

三つ目はポーチでした。

みんなガンバって作っていました。

新しいご本にサインをしているしずく堂さんです。しずく堂さんは左利きなの。

それで昨日はしずく堂さんが「すてきにハンドメイド」ってテレビに出たの。

テレビの箱にはどうやって入るのかなと思いました。

だからワタシも箱に入るれんしゅうすることにしました。デキル猫だから。

しずく堂さんの新しいご本はここから買えます。

みりん(猫営業部長)


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スウェーデン一の富豪のハンバーグとヒヤッとしたこと

今年は本当に暑かったスウェーデン。10月でもまだまだ暖かく、シャツとセーターの重ね着で充分で、コートがいらないくらいでした。羊たちも緑の中で幸せそう。

この日は日曜日だけ開いているお店に行って、時間があったので、少し足をのばして2年前に亡くなったディーラーさんのお店がどうなったか覗くついでに、その店の近くにあるマーケットの複合施設内レストランへ行きました。

美味しい料理をビュッフェ形式で(スウェーデンにしては)リーズナブルな価格で出してくれるお気に入りの場所です。ところがメニューを見てビックリ「ビュッフェじゃない!」

どうもビュッフェは平日のみで、日曜日はランチメニューから選ばなければいけないようでした。何となく書かれているスウェーデン語から推測するに、世界のストリートフードと伝統料理がある様子。スウェーデン語が分からないので、レジのお兄さんに伝統料理の方の説明を問うと、もちろんお兄さんは英語が堪能なのですが、料理の説明は材料や調理法の英語が良く分からない様子で、うーんと考えながら辛うじて一番目は肉料理で二番目は魚料理で三番目はステーキと言います。

困ったなあ、魚が無難かなあ、魚にしようかなあと注文しかけたとき、突然一番上の「Wallenbergare med klassiska tillbehör」の文字に記憶が呼び覚まされました。

ヴァレンベリ家のハンバーグ!

2011年にハナトモさんのスウェーデン料理教室で作ったアレ!スウェーデン一の富豪ヴァレンベリ家にまつわる挽肉料理!

とても美味しかったです。ありがとうヴァレンベリ家。ありがとうハナトモさん。あの料理教室が無かったら気が付かなかった。

ヴァレンベリ家(Familjen Wallenberg, [ˈvalːənbæɹʝ])は、金融界と産業界で有名なスウェーデンで最も影響力があり富裕な一族である。1990年には、この一族がスウェーデンのGNPの3分の1を間接的に支配していると見積もられている。ヴァレンベリ家は自らが人選した企業幹部を通じた閥と最大の議決権を持つ株式により兵器メーカーSAAB などの各傘下企業をコントロールしている。また、外交官のラオル・ヴァレンベリは第二次世界大戦中に何千人というユダヤ人をホロコーストから救ったことで知られている。

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

そして翌日。もう大体買い付けは終了したので、落穂ひろいに初日に肩慣らしに行ったショップへ。案の定特に目新しいものはなかったのですが、以前から気になっていた隣のカフェで遅い昼食を取りました。メニューはスウェーデンらしくオープンサンドが数種類で、具もいかにもスウェーデンの「スウェーデンアンチョビ+ゆで卵」「ミートボール+ビーツのサラダ」。

母の日の飾り皿をお皿にしています。以前行ったデンマークのレストランでも母の日プレートをパン皿にしていました。最初は驚きましたが、今は使い方を決めつけていた自分の方が発想が貧困だったなあと反省しています。

さて、戻って梱包の続きをしようか、でもまだ時間が早いから近くのショップに行こうか。家具中心だから期待できないかも知れないけれど、そうしよう。

ショップに入ってオーナーさんに挨拶して店内を見渡すと、目立つ場所のテーブルにスピサリブの山があり「såld(売約)」と紙が貼られています。これは欲しかったなあ、先を越されたなあと横目で見ながら、ロールストランドやアラビアなどを棚からピックアップし、スピサリブの山の隣に並べました。

オーナーさんに「計算してくれますか?」とお願いすると、スピサリブの山を指して「それから、ここから選んで」「…」「覚えてる?」「え!はい!もちろん覚えていますとも!」。

実はすっかり忘れていたのですが、数か月前にこのショップから、スピサリブがまとめて入ったから欲しいならキープするので来たら状態を見て選んでいいよ、とやりとりがあったのでした。

危なかった。さっき行ったショップに、もしも沢山物があったら、そのままここに来ないで帰国するところでした。


自分で自分が信じられない出来事でした。

とにかく、これでスウェーデンでの買い付け終了。あとは梱包&発送です。

ミタ

亡くなったディーラーさんお思い出について書きました。文字ばかりですが、お暇な時にでも…
バカなデンマーク人の話


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バカなデンマーク人の話

日曜日に少し足をのばして、2年前に亡くなったディーラーさんのお店に行ってみました。彼が亡くなったあと、店の商品ごとお店を買い取った人がいると聞いていたからです。彼、イェンスとはフクヤをオープンする2006年より前からの長い付き合いでした。

ヘビースモーカーでタバコを常にくわえていて、同居しているガールフレンドに注意されると「バカなデンマーク人だからタバコをやめられないんだ」とこちらに目配せします。それまで彼がデンマーク人とは知りませんでした。スウェーデン人のガールフレンドにやり込められたときのお決まりのセリフなんでしょう。

話好きで、いつも茶化したような口調で、ビンテージについて沢山聞かせてくれました。「このガラスメーカーはイタリア人の兄弟が始めたんだ。この話面白いだろ?」「このデザインはフタが簡単に落ちて割れるとメディアが批判したらデザイナーは、それがなんだ?こっちの方がカッコいいだろ?って反論したんだってさ」「この絵は○○の物語をモチーフにしていて沐浴している女を男たちが覗いている、お気に入りさ」「これが高いって?気に入っているから売る気がないのさ。でもこの価格で売れたらラッキーだろ?」

何が面白いのかさっぱり分からない話もあったし、英語を集中して聞き取って返事をするのは疲れるしで、いつも適当なところで「はいはい」といなしていました。

私が奥の商品棚からロールストランドの花瓶を取り出すと「見つけたか!ヨウコが好きそうなものが入ったから、見つけづらいところにわざと入れていたんだ」といかにも愉快そうに言われた日には、なんだか面倒くさいやら、どう返していいものやら、リアクションに困ったものです。

ある時は「ガールフレンドが彼氏を作って出て行ってしまった」とすっかり落胆していて「この店も畳むことにしたよ。もっと都心に小さな店を開いて厳選したいい物だけを置くんだ」と言います。それは困ったなと内心思いながら欲しいものを選んで並べていると「もう商品を減らすことにしたから」と思い切りよく一山いくら譲ってくれました。ところが、その半年後の訪問ではすっかり元気を回復して、店を畳むことも商品を減らすことも話はそれっきり。あのまま落ち込んで一山いくらのままで良かったのにと、冗談半分で思ったこともありました。

そう言えば、最初の頃に送ってもらった商品が一つ割れていたこと一度あり、次からは注意深く梱包して欲しいとメールをしたのを話の流れで思い出し「あの時あんなこと言ってきやがって」とニヤニヤしながら、それでも悔しそうに言われたことがありました。あまり感情を出さないスウェーデン人が多い中、この人間臭さはデンマーク人ならではなのかも知れません。

クリスマスはどうしているの、と尋ねたら「元妻の家に呼ばれて、再婚相手の家族と過ごすんだ。バカみたいだろ?」とやっぱりニヤニヤ。嫌なら行かなくてもいいのに、人がいいのか、本当は楽しんでいるのか。

2か月連続だったか、3か月連続だったか…とにかく休みなしに働いて、1ヶ月丸々休むペースで1年を過ごし、ある夏に届いた滞在先のイタリアからの絵葉書を読み、随分と楽しんでいるなあ、そんな暮らしもいいかもなと思ったものです。

なくなる数年前に脚がひどく痛む、と病院に行くようになり、しばらくすると他のショップのオーナーさん数人から「彼は病気らしい」と噂が耳に入るようになりました。すっかり痩せてしまった彼がやっぱりタバコを吸っていたので「やめた方がいいよ」と注意すると「医者も元カノもそういうんだけどね、やめられないんだ」と言い訳するので、本当にバカなデンマーク人なんだからと呆れました。

2016年の春に行くと、ガールフレンドが出て行ってから一人暮らしの彼が、箱から取り出してチマチマと飾ったであろう可愛らしいイースター飾りがあちこちにありました。本人は「気が付いてくれてありがとう。見てくれた人が現れたから片付けられるよ」と嬉しそうにしていましたが、こんなに明るく話好きな彼が一人で飾って眺めているのかと思うと、何だか切ない気持ちになりました。

2016年の秋、買い付け1ヶ月くらい前にメールをすると「会えるかどうか分からないから直前にまた連絡して」と返事があったので、スウェーデンで改めて連絡したのですが返事がありません。気になって他のショップのオーナーさんに知らないか尋ねると「いつもこの店の前をガールフレンドの運転する車で病院に行き来していたんだけど最近見ないな。入院したんじゃないかな」。

再度「入院したと聞きましたが、どうしていますか」とメールすると、しばらくして返信がありました。メールの書き手はガールフレンド、というか元ガールフレンド。「その通り、彼は入院しました。でも私が代わりにお店を開けてくれと頼まれました」「それには及びません。今回は会えませんが、次回お会いしましょう。回復を祈っています」と返し、スウェーデンを出てフィンランドに行ったのが10月3日。フィンランドでの買い付けを終えて、日本に到着したのが10月10日。イェンスの訃報を聞いたのが、その数日後。亡くなったのは私が日本に着いた翌日の10月11日だったそうです。

なんなんだ、亡くなる直前まで私のこと気遣わなくていいのに。そんな人だから元妻はクリスマスに呼ぶし、元カノが病院に送り迎えして入院に付き添うんだよ。本当にバカなデンマーク人。

こんな事なら、ビンテージの話をもっとちゃんと聞いておけばよかった。あのフタが落ちて割れちゃうキャニスターってどれなんだろう。もし買い付けて割れてしまったら困るじゃないか。まったく私もバカだったなあ。

かつてのイェンスのショップに行くと、彼の残した品物がほんの少しあるだけで、床も壁もインテリアも、内装をまるっきり変えて絵画を主に扱っているギャラリーへと変わっていました。なんとなく思いを引きづっていたのですが、イェンスの面影が全く無くなったお店を見て、不思議とスッキリとした気持ちになりました。もう本当にいなくなっちゃったんだなあと実感できたからかも知れません。

ミタ


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遠出と地下梱包部屋

滞在3日目、買い付け2日目は、午前中に1軒、夕方1軒。午前中は、春に買い付けをしたお店が閉店するので、サマーハウスのストックも合わせて蔵出しをするよ、と連絡くれたオーナーさんのご自宅まで遠出をしました。

60年代に建てられたという家は建物そのものがレトロな上、インテリアは趣味の良いビンテージ家具や小物でデコレートされていて、うっとりとするほど素敵。ダイニングに入ると、テーブルに目ぼしい物を集めておいてくれていました。

珍しい物、素敵なものが沢山あったのですが、価格や状態の折り合いもあり、選びに選んで、こんな感じになりました。

ダイニングに用意してくれたものの他にも、三つの部屋に足の踏み場もないほど物がストックされていて、扉から覗くと遥か彼方に良さそうなものが見えたのですが、立っている位置から進むこともできません。奥の物は一つ出すのに10分かかると言われたので、今回はギブアップしました。いつかまたご縁があれば…。

ここへ2時間かけて到着し、2時間かけて戻って、夕方はいつも行くショップへ。ショップのオーナーさんと共通の友人である日本の人も交えて、早めの夕食とおしゃべりに花が咲き、ベルサなどを買い付けて、楽しい気持ちでこの日は終了しました。

さて、翌日は何もないだろうなあと、近くのリサイクルショップへ行き、思った通り特にありませんでしたが、外に出た目的は別にあるので大丈夫。密かにスウェーデンの桃井かおりと呼んでいる店員さんのいる、リーズナブルでそこそこ美味しい食事を出してくれるカフェでの昼食です。

今回は以前、他の人が頼んでいて美味しそうだなあと思っていた、ベジタリアンラザニアにしました。平たく言えばジャガイモと野菜の重ね焼き。

デザートには…なんだったけ?季節柄リンゴのケーキだったかな。

たっぷりのカスタードソースがスウェーデンっぽい。

食べたらとっとと戻って梱包です。実はこの日は最初から梱包日と決めていたので買い付けは初めから期待していませんでした。以前は毎日買い付けから戻ってからその日の商品を夜中まで梱包をしていて、疲れが取れないまま次の日となっていました。今は割り切って丸一日、あるいは半日を全て梱包に充てるようにしています。

今回初めて滞在した宿には半地下のプレイルームがあり、ここを梱包部屋に使っていました。スペースがたっぷりとあるだけでなく、居住空間とは別だったので、毎回片付けなくてもよく、精神衛生上にも良かったです(散らかっているのが目に入ると気持ちが疲れてしますので)。

ところで、北欧の家はそれほど広い訳ではないのに、どうして物があふれないの?と日本在住の北欧人たちに尋ねると口を揃えて「物置があるから」と教えてくれました。

そういえば、フィンランドでもスウェーデンでもデンマークでも、一戸建ての場合は半地下の物置部屋が、集合住宅でも半地下に物置部屋が各住民用に必ずと言っていいほど用意されていました。このプレイルームも物置だったのかも知れません。

欧州では珍しくない半地下の部屋。日本にもあればいいのにと思うのですが、日本は湿気が高く難しいと聞いたことがあります。これは私にとって、北欧の家のもっとも羨ましい点のひとつです。

ミタ

個人ディーラーさんは物置ルームを商品ルームにしているケースが多いのですが、一般の人は何をいれているのか尋ねると「スキー用品」と返って来たのはさすが北欧。スキー用品以外では、友人は普段使わないソファーや椅子を入れてクリスマスとか人の集まる時に出していましたし、小学生くらいの子供がいる家は外遊び用の遊具を入れていました。


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2018年秋の買い付け!牛と猫!

10月3日から19日までの秋の買い付けから戻って、約1ヶ月。そろそろ記憶が曖昧になってきたので、忘れる前にレポートしますね。

今回もスウェーデンからスタートです。いつも通りスカンジナヴィアエアラインでデンマークのコペンハーゲンに入り、そこからスウェーデンへ。

コペンハーゲン到着間近の機内から見たオーレスン橋。デンマークとスウェーデンを繋ぐ橋で、橋の途中から海に消えるように海底トンネルへと続く様子の美しさが有名。

コペンハーゲンの荷物受け取りレーンで仕事をしている犬が可愛かったです。荷物を受け取ったら、空から見えたオーレスン橋を渡ってスウェーデンへ。

スウェーデン到着は夕方になったので、スーパーで食品を買っただけ。翌日から買い付け開始です。ちなみに翌日の10月4日はスウェーデンのシナモンロールの日。朝食を買いに徒歩1分のベーカリーに行くとポスターが貼られていて気分が盛り上がりました。

早速シナモンロールを買います。

なんと、この大きさで、しかもベーカリー価格で1個15クローナ(約190円)。これがスーパーマーケットではシナモンロールの日特別価格の2個20クローナ(だったかな)で、出勤前のサラリーマンが20個、30個と買っていました。職場のフィーカの時間にみんなで食べるつもりなのでしょうね。

さて、買い付けのスタート日は午前中2軒、午後1軒の合計3軒を周ります。2軒は無店舗のディーラーさんなので、日本にいるうちから予約をしています。1軒目はプチプライスで可愛いものがそこそこあるところで軽く肩慣らし…のつもりが意外にも、リサ・ラーソンのカメとかピクニックとかマリ・シムルソンの飾り皿に出会いました。ない時は何にもない所なのですが。

2軒目は良い物を持っているディーラーさんのところでしっかりと。ここで買い付けた黄色のティーマはお蔭さまで完売しました。ありがとうございました。

ものすごく分かりづらい写真ですが、イッタラのSieppoを買い付けています。今回はスウェーデンなのにフィンランドのものが結構揃っていました(手前のヤカンもフィネルですね)。

3軒目は玉石混合のディーラーさん。毎回ヘンテコなものを「いらないか?」と勧めてきて、毎回断るのが儀式のようになっています。

このRelief一式は11月25日のガラクタ市に特価で出しますね。

ディーラーさんの家の前の牧場の牛、の近くに猫がいました。ディーラーさんの納屋に住んでいる猫一家の子供です。

すっかり大きくなって。飼い猫ではないので、ちっとも懐いていません。ディーラーさんは飼っていない、と言いながら納屋に常にキャットフードを置いているから、いつまでも住み着いている。これって飼っているんじゃないのかしらね。

お昼を用意してくれました。木曜日だったのでスープ。スープの浮き実にチーズスナック(今は無きカールみたいなもの)を出されたのが目から鱗。すぐに溶けちゃうのですが、スープに一味加わって美味しかったです。

デザートはアップルクランブル。そう、丁度リンゴの季節でした。庭にリンゴの木のある家は多く、落ちっぱなしで放置されているリンゴも多々あり。スウェーデンのリンゴは日本の柿のようなポジションですね。

スープもお菓子も美味しかったです。

シナモンロールは…朝の買い物で見たきりでした。カフェやベーカリーでは、それなりに盛り上げっているのではないかと想像していましたが、見渡す限り牛と森と時々猫しかない場所だったので、どうしようもない。

せっかくシナモンロールの日にスウェーデンにいたのに、現地調査失敗です。

ミタ


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