NHK『グレーテルのかまど』に協力のお知らせ

NHK Eテレで毎週月曜日放送の『グレーテルのかまど』。15代ヘンゼルと魔法のかまどが、様々なエピソードに基づいたお菓子を再現する番組です。

2月6日放送予定の「“スプーンおばさん”のワッフル」の回で、当店から食器とクロス、そして、ワッフルアイロン(ワッフルメーカー)の貸し出しをしました。貸し出した食器はノルウェー童話に合わせ、ノルウェーのフィッギョのTor Viking。ワッフルアイロンは普段使っている私物をお貸出ししました。

いや、むしろNHKさんからは、ワッフルアイロンを貸してほしいとのご依頼でした。

「ノルウェーの童話『スプーンおばさん』に登場するワッフルを再現したいのだけれど、日本で手に入るワッフルアイロンはアメリカンタイプで厚すぎて、北欧の薄いワッフルが出来ない、大使館に尋ねても電気式しかないと言われ困っていたら、ノルウェー夢ネットの青木さんにフクヤさんが持っていると教えられた」

という流れでした。

撮影は12月の初めと、2か月も前でした。昨日、ようやく「グレーテルのかまど」のサイトに予告がアップされていました。クリックでNHKのサイトに飛びます。
グレーテルのかまど「“スプーンおばさん”のワッフル」

個人的には『グレーテルのかまど』さんからの依頼は本当に嬉しかったです。というのも、以前からときどき観ていたというのもありますが、過去にフィンランドのパンケーキと、スウェーデンのジンジャーブレッドの回で感動したから。

最近は日本でも北欧のお菓子や料理を提供するところが増えてきたように思います。時には、恐る恐る言いますが、ブームに乗ったのが見え見えの”なんちゃって北欧”菓子や料理が、北欧”風”の免罪符があればいいだろうとばかりに出されていることに、釈然としない思いがしていました(ああ、書いちゃった)。

ところが、この2回の放送では、日本で手に入らない材料や、本国と違う材料を出来るだけ、オリジナルに近づけようとされていることに感銘を受けました。今回のワッフルアイロンも、その努力の末のご依頼だったのでしょう。放送で、どんなレシピで作って下さったか観るのが楽しみです。

ミタ

15代ヘンゼル役の瀬戸康史さんが使った(であろう)我が家のワッフルアイロンの名前は、今日から「瀬戸くん」です。


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ノルウェー絵本『うちって やっぱり なんかへん?』

友人の青木順子さんの訳による新刊『うちって やっぱり なんかへん?』をご紹介します。青木さんはノルウェー語の翻訳・通訳家で、ノルウェー情報を発信する「ノルウェー夢ネット」の代表でもあります。

物語の語り手は60年代初めのノルウェーの少女。作者のトーリル・コーヴェさん自身の体験がベースとなった自伝的なお話しです。

少女の両親は建築家のため、デザイン意識が高く、インテリアは「あしが3本しかない」アルネ・ヤコブセンの椅子、ルイス・ポールセンの照明、マリメッコのウニッコ柄カーテンと北欧名作デザインがずらり。飾られている絵はモンドリアンっぽい現代抽象画。子どもたちの服はお母さんが「フィンランドのカラフルな」マリメッコの布で作った手作りワンピース。今ならSNSで「いいね!」を集めそうなオシャレファミリーですが、当の子どもはそれが嫌で嫌で仕方ない。

どうして、うちは普通じゃないんだろうと神経性胃炎にまでなってしまいます。でも、あることがきっかけで”へんてこな”両親を受け入れることに。

子どもが自我に目覚め、周りに反発し、受け入れるまでの過程が愛らしい絵と分かりやすくユーモラスな口調で描かれています。まさに、その真っ只中のお子さんだけでなく、大人でも「あるある」とニヤリとしてしまうはず。憧れの60年代北欧インテリアが、子ども目線でこき下ろされるのが、逆説的で爽快。

発売開始は2月16日から。ネットの本屋、Amazonではすでに予約販売が始まっています。下記画像をクリックするとAmazonのサイトにリンクしています。

また、この出版を記念して2月19日に絵本をテーマにしたトークイベントがあります。会場は渋谷のLOFT9。

登壇は、翻訳をした青木さん、「フィンランド語は猫の言葉」で知られる稲垣美晴さん、北欧ライターの森百合子さん、元デンマーク大使館職員のイエンス・イェンセンさんが絵本の魅力を語ります。

会場ではショートムービーの上映、北欧フードや北欧の本や雑貨の販売もあるそう。お申し込み方法など詳細は下記リンク先からご覧くださいね。
トーキョー ノーザンライツ フェスティバル 2017「北欧からの贈り物 絵本とわたし」

ところで、写真で絵本を抱えているのは、先日入荷した「フィンランドのカラフルな」服をリメイクした子ども用のワンピース。お母さんが娘のために作ったものでしょうか。春にはサイトにアップしますね。

ミタ

稲垣美晴さんの「フィンランド語は猫の言葉」はフィンランドに興味のある人にとってバイブル的な本。私も、もちろん読みました。下記の表紙画像のクリックで販売サイトへ飛びます。


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にゃんにゃんの日シナモンロールサービス

フクヤの実店舗のオープンは去年の12月から月2日から変更し、毎週日曜日オープンしています。あまりちゃんと告知していないので、認知度が低いようです。

さて、先週の日曜日はたまたま22日だったので「にゃんにゃんの日」サービスと称して、愛猫のお写真の提示でシナモンロールプレゼントをさせて頂きました。

シナモンロールは自分の書いた電子書籍のレシピ本『北欧のおやつとごはん』を見ながら作りました。材料を合わせて、捏ねて、一次発酵のために寝かせます。

45分くらいで、2倍くらいに膨れたら延ばして、バター、シナモン、砂糖を振って成形。

40分くらいかけて、2倍くらいまで二次発酵。

表面に卵液とパールシュガーを振ってオーブンへ。

焼き上がり。

朝一番にいらっしゃったのは、ミルクちゃん。

それから、クルミちゃん。

それから、なかなか猫の飼い主さんが現れませんでしたが、お昼頃にネコらちゃん。

暇…。

午後遅くにノリスちゃん。

あとは、写真はありませんが、閉店近くにもう一組いらっしゃって終了。

三分の一くらい余ってしまいましたが、残りはスタッフが美味しく頂きました。

急な思い付きだったことや、前日にキャロットケーキの教室で遠出していたこともあり、当日作れるかどうか自信がなかったので、告知をほとんどしていなかったのですが、しっかり告知していたら、もっと愛猫家さんのご来店があったのかしら?どうなのかしら?

それは分かりませんが、個人的には面白かったので、もし猫の飼い主さんのリクエストがあれば、22日にこだわらずにまたやるかも知れません。

…やらないかも知れません。

ミタ

『北欧のおやつとごはん』は下記リンク先からどうぞ。


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キャロットケーキ教室に参加

先週末の1月21日にスウェーデン洋菓子と絵本のお店「リッラ・カッテン」さんで開催されたキャロットケーキ教室に参加してきました。

キャロットケーキは子供の頃に良く作りました。また作りたくて、母に尋ねても、当時のレシピがどこに行ってしまったのか分かりません。私が作っていたのはアメリカのレシピだったと思いますが、キャロットケーキはスウェーデンでもお馴染みのお菓子です。どうせならとスウェーデン風をと、ネットで探したレシピで作ったものの、ニンジンの種類の違いからか、上手く出来ませんでした。

と、まあ前置きが長くなりましたが、いつかリベンジと思っていたものの、どこをどうして良いのか考えていたところ、キャロットケーキ教室のお知らせが目に留まったのですぐにお申し込みしました。

リッラ・カッテンさんにはオープンして間もない去年の9月頭に伺ったことがあります。その時に自分で作る参考にさせて頂こうと、キャロットケーキを頂きました。
スウェーデン絵本と洋菓子のリッラ・カッテンさんへ
このレッスンでは、そのお店のレシピを教えて頂けるとのこと。さらにホール丸ごと持ち帰りという太っ腹。

入店すると、スウェーデンのお菓子が並んでいます。季節柄セムラが登場していました。

テーブルには既にケーキ作りの用意がされていました。

レシピを見ながら、店長さんの指示で進めます。作業中は写真が撮れませんので、これは生地が出来て型に流し終わったところ。

生地を焼いている間はマジパンで飾りのニンジン作りです。

それぞれ個性あふれるニンジンたち。参加前に出来上がりをシュミレーションしていて、ニンジンは記号的なマンガっぽい形で全部同じに作った方が、こういう場合は映えるのだろうと心づもりしていたのですが、実際マジパンを手に取るとリアリティを追求してしまいました。

元美大生の性でしょうか。

マジパンを作ったらお茶の時間。有料ですがケーキも出しますよ、とのことだったので、季節限定のセムラを買って頂きました。このセムラの作り方教室も2月に予定されているそうです。

焼きあがったケーキの土台が冷めたらクリームチーズのフロスティングを塗り、ニンジンを飾って出来上がり。

北欧好きな方たちとのおしゃべりも楽しかったです。次は家で再現してみます。

1月28日のキャロットケーキ教室は残席1だそうです。検討中の方はお早めに。

ミタ

北欧菓子を卒業論文に研究しているという大学生の方も一緒でした。その方が私の本を持っているとおっしゃって、心の準備が無く、ややうろたえてしまいました。


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2016年秋の買い付け最終回

さて、途切れ途切れに書いていた2016年秋の買い付けもいよいよ最後です。前回は日本行きの飛行機に乗るところで終了。最終回は飛行機に乗っていることろです。

前回に書いた通り、今回の買い付けはキャンペーン利用のビジネスクラスでした。ビジネスクラスと言えば、座席の快適さはもちろん、食事が楽しみのひとつです。

まずはウエルカムドリンクから。メニューにあったノンアルコールカクテル「クラナップル・フィズ」を選択。ところが、私がその名前を告げるとサービスをしていた男性の客室乗務員さんがちょっと困った顔をして、ワゴンの下からカクテルのレシピを取り出し、かけていた眼鏡を頭の上に上げ、老眼の目を近づけて小さな文字を読みはじめたので、可笑しいやら申し訳ないやら。

ソフトドリンクを頼む人はあまりいないのかも知れません。大抵の人は何かアルコールドリンクを頼むのでしょう。「もし難しいなら他のものにしますよ」「いや、大丈夫です」とレシピを見ながら、クランベリージュース、アップルジュース、ジンジャーエールを混ぜて作ってくれたのが、これです。

飲みませんが、デンマークのビール会社ミッケラーがSASのために作ったビール「Coffee, Tea, or Me?」のボトルが面白かったのでパチリ。このボトルに描かれている黒いポットはSASの機内で使っているオリジナルデザインです。ちなみにワゴンに見えている青い缶は同じくミッケラーがSASに作ったオリジナルのビール「The Cloud Hopper」。

もし飲めるなら、このビールも魅力的ですが、ヨーロッパ初の日本酒「裸島」が用意されているので、それを選びたかった。

「裸島」とは日本酒にほれ込んだノルウェーのビール醸造所ヌウグエ・エウ社が2010年から作っている、ヨーロッパ発の純米酒。まだまだ日本酒の採算は取れず、赤字分をビールが補っている状態とか。もしも北欧に行く機会があり、「裸島」を見ることがあれば、飲んで応援して下さい。ヌウグエ・エウ社の日本酒サイトを下記にリンクしますね。
Nøgne Ø / sake

閑話休題

出発して数時間後、フィンランドとロシアの国境辺りで美しい夕焼けが見えました。空中の白い色は雲、地面の白い色は雪です。

そして、いよいよ夕食のサービス。

すでに記憶が薄れているのですが、前菜は白身魚の燻製だったかしら。

メインは…うーん、何だっけ?とにかく、アンズダケが添えられているのが、季節感と北欧らしさがありました。

デザートのケーキとアイスクリーム。アイスクリームのカップが大きすぎて残してしまいました。

翌日の朝、ついに成田に到着。長かった秋の買い付けはようやく終わり…ですが、今は既に3月の買い付けの準備をしています。お楽しみに!

ミタ


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