本の打ち上げで北欧料理パーティーと驚きのプレゼント

ちょうど2か月前の3月31日にフクヤの初めての本「北欧 つくる、食べる、かわいいと暮らす」が発売になりました。お求めくださった皆さまありがとうございました。
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発売直後に買い付け、何百点もの入荷品の整理、東京蚤の市、発熱(疲れがたまっていたんですね~)とてんやわんやですっかり遅くなったのですが、本に直接関わった関係者4名と、2週間前に関西から転勤で隣の区に住むことになった個人的な友人に、私たち夫婦の小人数で打ち上げをしました(友人の歓迎会も兼ねて)。

私の家に集まったので、北欧の料理を色々用意しました。
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スウェーデン料理「ヤンソンの誘惑」は本場のアンチョビを使って。横長の赤い器に入っているのは、オープンサンド用のボイル甘海老。奥にあるのはスウェーデンで買ったパンミックスで作ったパン。
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手前は甘エビ用のマヨネーズソース、奥の茶色のものはデンマークのレバーパテ。
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オープンサンド用のトッピングの、ゆで卵、ベーコン、マッシュルーム。右側にあるのは、トマトのサラダ。
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オープンサンドの完成形。手前はレバーパテ+ベーコン+マッシュルーム+キュウリ。奥は甘海老+ゆで卵+ディル+マヨネーズソース。
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おやつにシナモンロールも焼きました。
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編集の名村さんご夫婦はとっても美味しいカポナータとお庭に実った果実(名前を失念しました。すみません)を持ってきて下さいました。
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他にもお菓子やフルーツなど皆さんが持ってきて下さって、賑やかなテーブルになりました。

そして、たまたま同じ日に手芸作家のしずく堂さんが掲載誌の撮影で近くに来ているというので、お声を掛けると、数時間遅れて参加してくださいました。今回の誌面では編む工程を掲載するため、何時間もかけて作品を一から完成させてきたそう。

「撮影所から真っすぐ来て手土産が用意できなかったから」と毛糸を取り出し「今からプレゼントのクッションカバーを編む」と言ったときはその場にいた全員が驚愕。疲れているだろうし、そもそも今から編んで出来上がるのかどうか。「編み物の疲れは編み物で取る」「持ってきた毛糸を持ち帰るのは大変」「大丈夫編みあがるよ」と私の心配をよそにガシガシと編みはじめます。
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完成!時間を測っていなかったのですが、みんなでおしゃべりしている間に出来上がってしまいました。なんて速い!しかも、その合間に私のグラニーブランケットの修復までしてもらっています。
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我が家のインテリアにピッタリの色(ちなみにその日に私が来ていた服にもピッタリの色)。ビックリのプレゼントでした。どうもありがとう。
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ミタ


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スウェーデンの美味しいパンと青い食器

こんにちは。更新の間が空いてしまいました。もちろん、どっと入って来た買い付け品に追われていたこともあるのですが、最近お菓子を作っていないのが大きな理由のひとつ。乗せるものがないと、なんだか気が乗らなくて(いけないですね)。

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さて、昨日パンを焼いて乗せるものが出来たので、早速通信用の写真を撮影しました。パンは北欧で良く見る穀物やシードのたっぷりと入った食べ応えのある物。スウェーデンで買ったミックス粉を利用しました。

これです。
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このミックスを選んだ理由は単に英語でも作り方が書いてあるから。スウェーデン製ですが、パッケージにはスウェーデン語を含めた6か国語でレシピが書かれています。

面白かったのは、ノルウェー語とデンマーク語が一緒だったこと。スカンジナヴィアの言葉は方言程度の違いしかないと聞いていたのですが、この二つは、こうやってまとめることができるのですね!
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さて、せっかくなので、メーカーのスウェーデンに合わせて、スウェーデンの食器と合わせてみました。茶と青の組み合わせは好きなので、食器は青でコーディネート。テーブルクロスは茶で(これはそのうちアップします)。

お皿はRörstrand Agda (ロールストランド アグダ)。デザインはChristina Campbell(クリスチーナ・キャンベル)で、1966年から75年の生産。カップはRörstrand Mon Amie (ロールストランド モナミ)。デザインはMarianne Westman(マリアンヌ・ウエストマン)で、生産期間は長く、1952年から87年。シュガーポットはGustavsberg Blå Husar(グスタフスベリ ブローヒュサール)。デザインはStig Lindberg(スティグ・リンドベリ)で、製作期間は1968年から73年。

とまあ、なんだか久しぶりの通信がカタログみたいな内容になってしまいましたが、ウォーミングアップと思ってお許しください。明日からしばらく、またお知らせが中心になるかもしれない(ならないかも知れない)です。

ちなみにパンは噛めば噛むほど味わいのある、美味しいものでした。

ミタ


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スウェーデン映画「フレンチアルプスで起きたこと」~男は大変だ~

スウェーデン大使館さんに映画「フレンチアルプスで起きたこと」の試写会招待券を頂きました。

2014年のカンヌ国際映画祭で絶賛され「ある視点」部門で審査員賞を受賞。アメリカでも大変な反響を呼び、映画を観に行く、まさにその日にハリウッドでリメイクが決定したとニュースが発表されていました。
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上映前にスタッフの方が「上映時間は1時間58分」とおっしゃった時は正直「長いな」と不安になりました。なにしろ、昔と違い、最近は90分程度の映画が多く、その時間に慣れていたので途中で飽きないかと。けれども観終った感想は「とにかく面白くて飽きる暇が無い」。登場人物全員の気持ちに共感が出来るため、最後までストーリーの展開にのめり混んでしまいました。

物語の主人公は、このスウェーデン人の一家。ハンサムでエリートの夫、美しく知的な妻、かわいい子供たち。フランスに家族でスキーバカンスに来ることから、ある程度ゆとりのある暮らしをしているのがうかがわれます。
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休暇が長いことで知られるスウェーデンですが、映画の始めの方で妻のエバが、夫のトマスがワーカホリックであること、休暇はたったの5日間であること、を他の宿泊客に語り、仕事にかかり切りなトマスに対して持っているちょっとした不満が示唆されます。

そして事件は2日目。昼食中に起きた人工雪崩が思いのほか大きく、襲い掛かる雪に咄嗟に子供をかばったエバに対し、トマスが一人逃げ出した事から夫婦の絆が次第に危うくなっていきます。果たしてバカンスが終わる5日間でトマスは家族の信頼を取り戻すことができるのか。
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このエピソード、いやあ、分かる分かる、と思いつつ、では男女逆ならどうなっていたのかと考えてしまいました。

雪崩が襲ってくる、咄嗟に夫は子供たちを抱えしゃがむ、妻は悲鳴を上げて逃げ出す。戻って来た妻が「パパ!みんな大丈夫だった!?」「ママは大丈夫?」「怖くて逃げちゃった!ごめんね。パパはやっぱり違うわー」「ママも無事でよかった!」「パパありがとう!みんなもパパにありがとうって言いなさい」「ありがとう!」そして楽しいバカンスは続く。

ああ、そうなのです。トマスもすぐに非を認め、妻を讃え、ごめんなさいって言えば良かった。でも言えない。だって男の沽券にかかわるから。そしてエバは男らしくない行動に失望する。

男女平等で知られる北欧ですが、それでも男性らしさ、女性らしさや、男女の役割分担が期待されているのは、友人たちを見ていて感じることがあります。自宅に招待され、料理の腕を振舞うのは、ほとんどの場合女性の側。1か月以上のバカンスも「夫は仕事があるから後で参加する」なんて聞いたこともある。それに北欧には男性だけに徴兵制度があります(※国によっての違いは後述)。

何よりもエバをがっかりさせ、また混乱させるのは、トマスが「僕は逃げていない。逃げたというのは君との見解の違い」なんて言い訳がましい嘘をつくことでした。その嘘が露呈するにつれ、トマスは心にしまっている弱さも露呈していき、ボロボロになっていきます。その両親の不穏な空気を感じた子供たちの精神状態も徐々に不安定に…。

さて、この一家の行く末は…。

とにかく女性ならエバの気持ちも行動も痛いほどに分かるでしょう。それだけでなく、冒頭に書いた通り“登場人物全員の気持ちに共感が出来”、男性であるトマスの気持ちも、また巻き添え事故のように家族の事情に関わってしまった、たまたま同じホテルに宿泊しているマッツとファンニのカップルの気持ちも良く分かる。いやー、私がマッツ、あるいはファンニでもそうするよね(マッツがいい感じに狂言回しになって笑えるシーンを作っています)。

また、この映画の特筆すべきは、その効果音。ビバルディの「夏」が使われている以外は、すべてが“騒音”。電動歯ブラシのモーター音、人々の騒がしい話し声、清掃員の掃除機の音、スノーモビルのエンジン音、スキーの板やシューズがガチャガチャぶつかる音、リフトの歯車が立てるガタガタ音、(今話題の)ドローンのブーンという運転音、会話が聞き取れない程の大音響で流れる流行歌のBGM…。

それらの不快な音が積み重なり観客である私にも小さなイライラを作り、一家を襲うイライラとした落ち着かない緊張感を次第に共有していきます。

最後のシーンは観る人によって解釈が異なると思います。私はこのシーンは一家が危機から“降り”、トマスが理想的な社会人としての仮面を取り去った象徴に感じました。皆さんはどう捉えるでしょうか。

パートナーがいる人はもちろん、いない人にも是非見て頂きたい映画です。登場人物の誰かに必ず共感でき、最後まで目が離せなくなります。

日本での公開は7月からヒューマントラストシネマ有楽町ほかで。その他の上映館とスケジュールは公式サイトでご確認下さい。

ミタ


※北欧の徴兵制度について追記(Wikipediaより)
ノルウェーやフィンランド、デンマークでは男性に徴兵制が課されている。ただし代替役務を課することにより、良心的兵役拒否も許されている。
デンマークでは、段階的に徴兵期間が短縮され、それまで9か月だったのが4箇月間の基礎訓練だけで徴兵期間は終了し、それ以降の継続は選択できるようになった。
アイスランドに関しては徴兵制度を課したことが歴史上一度もない。(アイスランドは軍隊を保有していない)
スウェーデンでは、2010年7月1日に徴兵制度が廃止された。
ノルウェーでは、1年間の徴兵義務が、おそらく2015年から、女性にも拡大されヨーロッパで唯一、平時に女性を徴兵する国になる。


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ミランダのデザートボウル

こんにちは、5月の半ばですが、気温が高くすでに夏日となっていますね。とはいえ、朝夕はまだ気温が低い日もあり、先週末の東京蚤の市の日も夕方からの冷え込みに薄着だったせいか、風邪をひいてしまいました。

熱が意外と高くぼうっとしながら横になっていると、子供のころ飼っていた犬が熱を出すと母がいつもアイスクリームを食べさせていたのを思い出し無性に食べたくなり家人に買ってきてもらいました。
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アイスクリームを盛り付けたこのガラスボウルは、フィンランドのデザイナー、ヘイッキ・オルヴォラ(Heikki Orvola 1943- )によるミランダ(Miranda)。ガラスを金型に射込み成型した、プレスガラス(型押しガラス)の技法で作られているため、どうしてもつなぎ目が出てしまいます。そのつなぎ目を目立たせないためでしょう。表面には花びらを重ねたようなデコレーションが施されています。

ぼってりとしたフォルムは素朴で温かく、フィンランドらしい味わいがあります。アラビアの定番のひとつ、24hもヘイッキ・オルヴォラによるもの。24hシリーズに刷毛目のような柄を付けた24h Avecは映画「かもめ食堂」で使われ、一気に日本での人気に火が付き廃番品が再生産になる勢いでした。

そもそも、24hはオルヴォラが自身が使うためにデザインした無地のシリーズです。24hの大変にシンプルな形は、彼自身がどういうデザインが好ましいと思っているのか良く分かる例ではないでしょうか。また、マリメッコのキャンドルホルダーKiviもオルヴォラによるもの。いわば単なるガラスの筒であるKiviもまた、シンプルで単純。

こういった、何でもないフォルムを作り上げるのはデザイナーにとって本当に難しいチャレンジのように思えます。

ミランダのシリーズも、そのフォルムを取り上げれば、ほとんど飾り気がありません。それゆえに、合わせるものを選ばず、アイスクリーム、フルーツ、お菓子、おつまみなど、何にでも合わせられるでしょう。洋だけではなく、和にもお使いいただけます。

お求めは下記のリンク先からどうぞ。
Arabia/Nuutajarvi Miranda デザートボウル/シュガーボウル (茶)

ミタ


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東京北欧市

先週末の土日、5月9日と10日は「東京蚤の市」の中の「東京北欧市」に初出店しました。幸い両日とも、小雨はあったものの全体的にはお天気に恵まれ、沢山のご来場がありました。
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北欧市は2階にあり、下を見ると人、人、人…。数字ははっきりとは覚えていませんが、初日は過去最大の入場者数だったそうです。
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北欧市のある2階も大変な人出です。
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フクヤはいつも通りビンテージの食器類。
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そして、マリメッコの古着。4月に買い付けた分をサイトよりも先に追加しました。
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沢山の方に見て頂きました。中にはTwitterを見て、と来て下さったお客さまもいらっしゃって、嬉しかったです。
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足を運んでいただき、ありがとうございました。人に話しかけるのが苦手で、じっと見ているだけ、という不審者のような振る舞いだったのを反省しています。じっと見ているだけでしたが、目は感激の涙で滲んでいたハズです。

また、私個人としては、以前からやりとりのある、アクアビットさん、クローネさん、クララさん、ピーティオさんたちと一緒だったのが文化祭気分で楽しく、また今まで遠方のためネットでしか拝見したことの無かった他のショップの方にお会いしたのが嬉しかったです。

北海道から来られていたピッコリーナさんは、もう7、8年前に妙な縁でメールでやり取りしたことがあり、いつかご挨拶したいな、と思っていました。同じく北海道のプレッセさんは店主の顔が見える個性的な品揃えがいつも素敵だなあと思っていたので、お話が出来て本当に良かった。

他のお店の方たちともお話したかったのですが、大変な人で機会がありませんでした。また何かでお会いできればいいな。

そう、それから北欧から戻ったばかりの森さんのトークショーも。店番があり、全部を聞くことは出来なかったですが、ほやほやの情報をお話ししていました。このお話はいつか何かの形になるのではないかしら。

実は普段は引きこもりのような生活をしているので、180度違うイベントに、開催の土日の夜はパソコンを開ける気力もなく寝てしまいました。今後の課題は、体力だなあ、としみじみ感じています。

ミタ

追伸:差し入れを下さったねんねんさん、ゆり&まりちゃん、手伝ってくれた母と叔母と家人に感謝!


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