掲載誌「北欧雑貨と暮らす no5」のお知らせ


昨日(9月29日)発売の「北欧雑貨と暮らす no5」に当店の品と私の私物が掲載されました。
北欧雑貨と暮らすVol.5 (NEKO MOOK) - 私物が掲載って変な感じですが、フィンランドのテキスタイルメーカーMarimekko(マリメッコ)を代表するUnikko(ウニッコ)柄の50周年を記念した雑誌のマリメッコ特集企画の一つ、「雑貨店オーナーのお気に入り私物マリメッコ公開!」のコーナーの為です。

140930-2.jpgお貸しした私物のうち、2点が表紙にも使われています。ビンテージのワンピースとMusta Tammaのショルダーバッグ。
このワンピースは2013年のイベント「北欧ぷちとりっぷ」で着ましたので見覚えのある方もいらっしゃるでしょう。
他にはKiotoラテマグ、Poimulehtiラテマグ、Iloinen Takkiの限定カラーワンピース、Pukettiの古着のワンピースです。

140930-3.jpg最初にこの企画のお話が来た時「ああ困ったな、マリメッコそんなに持っていないかも」と思ったのですが探すと有るわ有るわ。いつの間にかマリメッコが増えていることに気が付き、自覚の無さに苦笑してしまう羽目になりました。
布好きなのでクロスも色々と持っているのですが、企画書を見るとファブリックの特集があります。布ばかりだと面白くないと思い、あえて避け、かつ他のショップさんと重ならず、フクヤらしさが出るように、ビンテージと廃番のものを選んでお送りしました。

140930-4.jpgまた、マリメッコ特集以外にも「北欧ビンテージ食器図鑑」にもいくつかお品を貸し出しています。
北欧デザイン黄金時代と呼ばれた50年代、60年代の製品には現在ではコスト的に難しい高い品質を誇るものや、勢いのある時代ならではの挑戦的な提案がされています。
また、当時は今のように気軽に海外に行けるわけでなく、ネットやテレビで世界の情報が簡単に手に入らず、入っても写真はモノトーンで色彩を想像するよりなかった時代。
デザイナーも多くは北欧の人で、現在のように日本など世界各国からデザイナーが集まっているわけではありませんでした。そのため、今の製品よりももっと「北欧らしさ」がモチーフや色彩にあふれています。
今やアラビアやロールストランドなど多くのブランドは製造を人件費の安いアジアや東欧など海外で行っていて、北欧で作られた北欧の物はビンテージで探すしかなくなってきました。北欧のデザインや製品が好きな方に、これをきっかけにビンテージにも少しでも興味を持ってもらえたら嬉しいです。
ミタ
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ショルダーバッグは改めて見ると汚れが気になったので、貸し出す前に慌てて洗いました。夏の暑い時ですぐに乾いて良かったです。

フクヤのオリジナルコーヒー。北欧のシーンに合わせて選ぶ3つのブレンド。
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デンマークのKronjydenってどう読むの?

デンマークのKronjydenのアイテムがいくつか入荷しました。
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Kronjydenは1937年創業。1957年に、後にダンスクの設立に携わったJens H. Quistgaard(イェンス H クイストゴー)と協力し、ストーンウェアの製造に着手。その時作ったRelief(レリーフ)シリーズなどの一連の製品は60年代に大流行します。

1972年にはBing & Grondahl(ビング&グレンダール)に買収されますが、同社のストーンウェアは引き続き製造。やがてその人気も徐々に衰退し、1988年にKronjydenは閉鎖。その後Reliefを含む一部のパターンはRoyal Copenhagen(ロイヤル・コペンハーゲン)が引き継ぐことになりました。

さて、そのKronjydenですが、以前お客さまからこのような質問を頂きました。


クイストゴーの「kronyden」の読み方は、「クロニーデン」ではないのですか?
以前、全く違った読み方をされていたのを聞いたことがありまして、北欧の言葉は難しいんだなと思いました。
余談になりますがお教えくださいませ。


正確には覚えていないのですが、その時「デンマーク語はカタカナで表記することが難しいため聞く人によってまちまちになってしまいます」といった内容をお答えしたように思います。

そのご質問を頂いてから2年ほどの月日が流れてしまったのですが、先日デンマーク人のイェンスさん(偶然にもクイストゴーと同じお名前)と同席する機会があったので、お願いして発音してもらいました。

音が小さいので聞きづらいと思いますが、是非聞いてみてください(最後の笑い声はご容赦を)。

どうでしょうか?どのように聞こえますか?

その場にいた人たちは「こーにゅーん、かなあ?」「こーゆーでん?」と真似をしてみるものの、どうしてもうまく発音できませんでした。なにせデンマーク語はWikibooksによると

『日本語を母国語としていると発音は非常に難しく、聞き取りで母音の区別をすることも困難です。カタカナでの表記は可能ではありますがあまり意味がありません。』

と解説されているのですから仕方ないのかも。こういう場合は日本で定着している読み方(多くは英語読み)でカタカナ表記をせざるを得ません。

ただ、Kronjydenがクロニーデン、のようにある程度定着した名称ならいいのですが、人名やあまり日本で知られていないブランド名は人によってどうしても表記に揺れが生じてしまいます。これは北欧に関わる仕事をしている人の共通の悩みの一つかも知れません。

ミタ

オマケです。デンマークの雑貨店「フライング タイガー コペンハーゲン(Flying Tiger Copenhagen)」は日本のみでの店名で、デンマークでは単に「Tiger」です。

実はこの「Tiger」は虎とは何の関係もなく、デンマークでは10クローナ硬貨(現在約190円)の呼び名「tier」と「tiger」の音が似ているから付けられたそう(オープン時は10クローナショップでした)。

その「Tiger」もイェンスさんに発音してもらったので、聞いてみてくださいね。タイガーとは全く異なる音に意外に思われるでしょう。ちなみに画像は猫営業部長です(虎の画像を持っていず、Tigerの店舗写真を使うと何かと問題がありそうなので)。

なるほど、むしろtierって聞こえますよね?

フクヤのオリジナルコーヒー。北欧のシーンに合わせて選ぶ3つのブレンド。
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10月4日はシナモンロールの日で手作りシナモンロールお写真募集!

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昨年、スウェーデンの10月4日の記念日「シナモンロールの日」に合わせ、ネット上で開催した「シナモンロールの写真を投稿してください」イベントは、急なことにも関わらず沢山の反響をいただき、「来年も開催して下さい」と嬉しいお言葉を頂きました。
そこで、今年も大胆にも開催しちゃいます!去年は市販のシナモンロールもOKでしたが、今年は手作りに限らせていただきます。
応募方法は下記をご覧ください。
*応募締切 10月6日(月)
*Twitterアカウントをお持ちの方→ハッシュタグ「#シナモンロールの日」を付けて写真とコメントをTweetしてください。
*メールでの投稿→メールアドレス「askme@fuku-ya.jp」に「シナモンロールの日」のタイトルで、シナモンロールの写真と簡単なコメントをお送りください(特にご希望が無い場合はイニシャルでご紹介します)。
*Facebookでの投稿→ハッシュタグ「#シナモンロールの日」を付けて写真とコメントをご自分のフィードにアップして下さい。気が付かない場合があるので、一報いただけると助かります。
ご参考までに昨年の投稿写真はこちらです。

さて、映画「かもめ食堂」ですっかり認知度が上がった北欧のシナモンロール。今まで日本で知られていたアメリカ風のシナモンロールとの違いは、生地にカルダモンが入っていることです。
ちなみに、北米にシナモンロールを伝えたのは北欧の移民と言われています。寒さが厳しく作物が育ちにくい北欧は昔は貧しく、19世紀から20世紀半ばにかけて多くの移民がアメリカへと渡りました。
映画の影響か北欧のシナモンロールといえばフィンランドのイメージをお持ちの方もいらっしゃるようですが、シナモンロール発祥はスウェーデンと言われています。スウェーデンではシナモンロールは本当に毎日のように食べられている定番のお菓子。
140928-3.jpgそう、北欧ではシナモンロールはパンではなく「お菓子」の位置にあります。手持ちの70年代に刊行された北欧の食にまつわる本にも「北欧ではコーヒーのお伴にしばしばクッキーでなく甘いパンが添えられる」と記されています。
「シナモンロールの日」の制定は比較的新しく、1999年にホームベーキング協会が定めたものです。記念日設定の理由は、小麦粉、マーガリン(バター)、砂糖、イーストの購買促進とスウェーデンの伝統に注目させる目的です。その日になると街中にシナモンロールの告知が増えるとか。そんなことしなくても毎日のようにスウェーデンの人はシナモンロールを食べているんですがね。
レシピは様々ですが、フクヤのサイトではフィンランドの人に教わったレシピをアップしています。私が生地をいつもホームベーカリーで作るので、ホームベーカリーに合わせた分量にアレンジしました。
アヌのフィンランド風シナモンロール
140928-2.jpg個人的には最近はスウェーデンの友人風の巻き方に凝っています。写真はその巻き方で作ったもので、これは焼く前の姿。

cinnamonbun.gif一見複雑に見えますが巻き方は案外簡単です。この巻き方だと全体に火が周るのか、軽い食感に仕上がる気がします。
今年は丁度週末にあたりますので、是非作って投稿して下さい。力作、名作、お待ちしていますね!

ミタ
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この巻き方は慣れないうちは2次発酵の時にほどける事がありますが、ぐいぐいと戻せば大丈夫です。

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フィンランドの糸を使ったバスケット作り講座

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さて、しずく堂さんのお話し会に続いて、20日の午後と21日の午前中はバスケット編みのワークショップでした。バスケット編みをしずく堂さんに見せて頂き、北欧で今流行っているのよ、と教えてもらったとき、そういえば数年前にノルウェー人の知人がいくつも編んでいたのを思い出しました。何だろうとは思っていたのですが。
元々は不要なカットソーを裂いて作った、ズパゲッティというリサイクル糸を使うらしいのですが、しずく堂さんがフィンランドで入手した糸は、ズパゲティの使いにくい部分を解消した専用糸で、日本では手に入らないそうです。
ワークショップには2日間とも満席で合計12名の方がご参加されました。写真は流れをお伝えするために、その2日間が混ざっていますので、ご了承ください。
140922-11.jpgしずく堂さんからまずは説明。相変わらず丁寧な編み図と解説図です。

140922-16.jpg皆さん、それぞれお選びになった色で編んでいきます。こんなに太いかぎ針を初めて見ました。

140922-10.jpg普段編み物をされている方にとっては、テクニックそのものは難しくないので、皆さん編み図を見るだけで理解して黙々と編み進めています。

140922-8.jpgただ、ものすごい力が必要で、ボスボスと編み物らしくない音がしてきます。

140922-14.jpg分からなくなったら、しずく堂さんの直接指導も。

140922-13.jpg底が編みあがって立ち上がりを編み始めているところです。

140922-18.jpg難しくはないのですが、力が必要なのでなかなか進みません。

140922-12.jpgこの方は一番早く、お帰りまでに持ち手まで完成しました。

140922-15.jpg大体皆さんこれくらいで時間切れ。「毛糸なら編みあがっていたのに」と力を入れ過ぎて赤くなった指をさすりながら、それでも楽しそうにされていまいた。

硬くしっかりと編みあがるので、通常の編み物では出来ないような様々な用途の物が作れます。しずく堂さんが見せてくださった写真の中では、植木鉢カバーが個人的に素敵ねえ、と思いました。観葉植物、うちに無いんですけれどね(すぐに枯らすので)。
ミタ
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きっと皆さん翌日は筋肉痛。

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手芸作家しずく堂さんの北欧毛糸めぐりのお話

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20日の土曜日、いつもは編み物を教えてくださる手芸作家の「しずく堂」さんによるお話し会を開催しました。
しずく堂さんは年に1、2回北欧に行っては手芸店を巡り、現地での最新手芸情報と毛糸を持ち帰っていらっしゃいます。今回はその北欧3国(フィンランド、スウェーデン、デンマーク)で撮りためた写真と、お勧めの手芸店、北欧の手芸本の数々についてのお話の会でした。
140922-2.jpgお話し会には、シナモンロールとフクヤのオリジナルコーヒー白樺のサービス付き。

140922-3.jpgシナモンロールは私が焼きました。いつのも渦巻き型ではなく、最近凝っているスウェーデン巻きです。一見複雑に見えますが、とても簡単に成形できます。
成形方法についてはこちらに図解を載せました→クリック!

140922-4.jpgしずく堂さんの自己紹介から始まり、これはフィンランドのお勧め手芸店について説明しているところ。
日本には無いような大型店やディスプレイセンスの素敵なお店、デンマークの中央駅から行きやすい場所にあるお店など、各国の個性が感じられるお店の紹介の数々です。デンマークですぐ近くに毛糸屋さんが隣接しているというのは、編み物が根付いている実態を物語っていました(日本では無いですよね)。

140922-5.jpgスウェーデンで行った日本でいうホビーショーにあたるフェアのレポートは、更に編み物人口の多さを実感させられるものでした(写真は別の場所)。実際私の知人たちも編み物を日常的に行っている人は珍しくなく、フィンランドの知人などいつ行っても編み棒を手に靴下を編んで出迎えてくれます。

140922-17.jpgノートが真っ黒になるほど熱心にメモを取る参加者の皆さん。

140922-7.jpgそして、最後は北欧各国で集めた手芸本の数々の閲覧です。しずく堂さんから本の見どころやお勧めの新進作家の解説がありました。

140922-6.jpgページをめくる手、メモを取る手が止まらない皆さん。初めて見た北欧の手芸本に興味津々でした。

皆さんからは「北欧に行きたくなった」といった感想を頂きました。冬が長く暗い北欧では家の中で出来る手仕事の長い伝統があります。また気候が寒く厳しいので、編み物は実用的な生活の工夫でもあります。
観光名所を巡る旅行も楽しいものですが、こういった目的をもって北欧を訪れると、ガイドブックにない経験や本当の暮らしが見えてくる事でしょう。それに、同じ趣味を持った人同士と言うのは不思議なもので、言葉が通じなくてもコミュニケーションが取れるのですよね。
さて、この日の午後と翌日は、北欧でブームの糸を使った編み物の講座でした。それについては明日に続きます。
ミタ
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しずく堂さんの「ここには○○の糸があります」の解説や、棒針だけが並んだ店内の写真を見て「おおー!」とざわめくお客さまが不思議でした(私には何が特別なのかさっぱり…)。


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