フィンランドの手工芸教室開催しました

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昨日の水曜日、フィンランドの手芸ユニット「Takku」さんによるピルタナウハ(バンド織り)と刺繍のワークショップを開催しました。
写真はいつも朗らかな講師のヘイディさん。もう一人のエックさんは子育て休暇中ですので、しばらくはお一人での指導です。
140130-2.jpg午前中はピルタナウハ。6名の方に参加していただきました。

140130-3.jpg北欧の霊感をイメージしたパターン「Pohjola(ポヒョラ)」です。今回はウールだけでなく麻の糸が入っているので、立体的に仕上がるとか。
こちらは、もう何回もご参加してくださっている方です。さすがにお上手ですね。

140130-4.jpg午後は刺繍で作るトナカイのキャンバスアートです。こちらは4名の方がご参加されました。

140130-5.jpgこれが完成品見本です。小さな愛らしいサイズです。

140130-6.jpgヘイディさんの書いた図案。振ってある細かい数字は、刺す順番です。なんと全て一度も糸を切らずに一筆書きで作るのです。しかも、裏から見ても表から見ても同じ柄で糸が横に渡りません。

140130-7.jpg数字の順番どおり進まないとおかしな事になります。今どこにいるのかヘイディさんと確認。

140130-8.jpg手芸に慣れた参加者の方も「至上最大にストレスのかかる刺繍です」と。でもそれだけに完成したら喜びが大きいですよね。

ご参加の皆様、ありがとうございました。次のピルタナウハは4月を予定しています。また詳細が決まりましたらサイトにアップしますので、お楽しみに。


また、3月にはプランツジュエリーの教室を予定しています。昨年好評だったヒヤシンスのアクセサリーです。
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耳元から香る季節限定のアクセサリーです。お申込み詳細は下記リンク先からどうぞ。
【プランツジュエリー】本物の花や植物で作る春の香りのアクセサリー
ミタ
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これから開催のワークショップは下記リンク先のカレンダーからご覧になれます。
ワークショップカレンダー


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デンマークから来たハートの模様のテーブルウェアCordial

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デンマークのBing og Grøndahl(ビング&グレンダール)製のティーカップとケーキプレートが入荷しました。
シリーズ名はCordial(コーディアル)。心のこもった、という意味の英語名が付けられていて、その名を現すように、表面にはハートの連続模様が付けられています。
食器に限らず、カトラリーやキッチン用品、インテリア製品など数多くのデザインを手がけ、日本を含め世界中で成功したデンマークブランドDansk(ダンスク)の創設者でもあるJens H. Quistgaard(イエンス・H・クイストゴー/1919年-2008年)によってデザインされました。
コーディアルシリーズのはっきりとした製造年が分る資料が見つからなかったのですが、1980年代に随分と流行したそうなので、その頃ではないでしょうか。
手に入りやすいのはライトグレーですが、今回入荷は白。それ以外にピンク、ターコイズ、パープル、黒、ダークグレーが作られました。
140121-2.jpgCordialをデンマーク語に翻訳すると「Hjertelige」。Hjerteはハート(心)の意味ですから、デンマーク人の彼にとってハートとCordialを結びつけるのは自然なことだったのでしょう。

そういえば、デンマークではハートのモチーフを目にすることが多いです。
140121-3.jpgこれはコペンハーゲンの街中にある、マイルストーン(里程標)。上部の円の中に掘られているのはライオンとハートです。

140121-5.jpg拡大するとはっきりと分りますね。
デンマークの国章は王冠を被った3頭の青いライオンと9つのハートだそう。

140121-4.jpgコインにも同じモチーフが使われています。ハートはデンマーク人にとって心の中に常にあるような、とても身近なパターンなのでしょう。

コーディアルの白は今月中にアップ予定です。どうぞ、お楽しみに。
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BK-1312-01.jpg有名なところで、クリスマスのハートもありますね。フクヤでも毎年クリスマスの時期にはデンマークから入荷した様々なクリスマスハートの本をアップしています。

フクヤのオリジナルコーヒー。北欧のシーンに合わせて選ぶ3つのブレンド。
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幻想的なアラビアのシニリントゥ(青い鳥)

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週末にトマトスープを作りました。アイルランドで買った料理本にあったレシピで、トマトだけでなくローストしたレッドパプリカ、そしてシナモンが香り付けに入ったポタージュです。普通のトマトスープかと思って口に含むと、あれ、という驚きがあります。
カップはアラビアのSinilintu(シニリントゥ)。フィンランド語を直訳すると「青い鳥」の意味です。大きいサイズで容量は460cc。個人的にも好きで、2個所有しています。上のリンク先は販売ページですが、写真に使っているのは私物のカップです。
名前の通りカップには青い鳥が描かれ、その周りをまるで孔雀の尾羽のような花のパターンが埋め尽くしています。小鳥の頭と尾にも葉っぱがあり、足も葉の形になっていて、植物と一体化して描かれています。
シニリントゥはライヤ・ウオシッキネンによる1965年のデザイン(販売はその翌年から)です。もともと画面をモチーフで埋めるのが好きなウオシッキネンで、Emilia(エミリア)シリーズKalevala(カレワラ)プレートも同じように背景が花や植物で彩られていますが、これらの場合は主役と背景の役割はきちんと分ります。
一方シニリントゥの場合、鳥と草花が渾然一体となっていて、ぱっと見ると草花は尾羽に見えますが、改めて目を凝らすと鳥と草花は別のものとして描かれているのだと気が付き、最初の印象が変わります。
そこに気が付くと、あらためてこのデザインの持つ幻想的な表現に、引き込まれるような魅力を感じませんか。
簡単に分るよりも「あれ?」という驚きや意外性があったほうが楽しいですよね、料理も、デザインも。ついでに人も。
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外でお金を払って食べるなら驚かせて欲しいと思っているのですが、かといって奇をてらったものが食べたい訳ではないのです。上手く言えませんが。

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アラビアSモデルについて色々と

こんにちは。

さて、今日は何について書こうかなあ、とストック棚を見ればアラビアのSモデルが随分と集まっていました。Sモデルについては今まで何度も書いたので、もう飽き飽きかも知れませんが、こんなに一度に集まっている事も珍しいので、記念写真的に一枚。

以前書いた内容とかなり重なるのですが、改めて書くと、Sモデルとは1961年に耐熱性のRuska(ルスカ)シリーズの為に写真のUlla Prokopé(ウッラ・プロコペ、1921年-68年)がデザインしたものです。

左手前にある茶色1色のが、そのSモデルの最初となったルスカです。ルスカは1999年までの約40年間生産されるアラビアで最も販売数の多いデザインとなり、30以上ものアイテムが作られました。 そして、そのSモデルを使った様々なデコレートのバリエーションが次々と作られました。

写真の中からご紹介すると、ルスカの後ろにある茶の花がデコレートされているのはRosmarin(ロスマリン)。製造期間は1961年から74年。右にある青い花はAnemone(アネモネ)。製造期間は1961年から76年。この二つはプロコペ自身による絵付けデザインです。

右後ろの2個重ねた花柄は、Hilkka-Liisa Ahola (ヒルッカ=リーサ・アホラ)によるデコレート。特にシリーズ名は無く、製造年代も1970年代と曖昧ですが、味わいのある手彩色が人気のシリーズです。

写真では影になっていて分りづらいのですが、一番奥の2個重なっている縦じまは、Kosmos(コスモス)。デコレートデザインはGunvor Olin-Grönqvist (グンヴォル・ウリン=グラングヴィスト)。下になっているのは茶色で製造期間が1964年から76年。上にあるのは青い色のコスモスで製造期間は1966年。青は限定的に作られたようですが、フィンランドのディーラーさんに尋ねても、作られた理由は分らないとの事でした。他のシリーズと違って、コスモスだけはプロコペの存命中に作られていますね。

ちなみにアネモネは80年代に限定で再生産されています。オリジナル品は手書きのロゴですが、再生産品にはこのプリントロゴが付いているので簡単に判断できます。
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実は以前このロゴのアネモネが入荷したときに「理由が分らない」と書いたらお客さまから再生産があったことを教えていただきました。その時に一緒に送ってくださったエピソードが素敵でフクヤ通信でご紹介したところ、その後も折に触れ読んでくださった方から「いい話でしたね」と感想をいただきました。ご興味があれば是非ご覧下さい。
アネモネとの再会

右の奥にあるベージュ地に茶の花柄はRuija(ルイヤ)。Raija Uosikkinen(ライヤ・ウオシッキネン)によるデザインで、プロコペが亡くなった後の1975年から81年の生産です。

左端の小花柄はFlora(フローラ)。デコレートデザインはEsteri Tomula (エステリ・トムラ)で、製造期間は1979年から81年。

先ほどアネモネの再生産について書きましたが、Flora(フローラ)も再生産されています。詳細は分からないのですが、この小さめカップはそうではないでしょうか。
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というのも、フォルムがSモデルでなく、Göran Bäck(イエラン・ベック)によるGBモデルだからです。GBモデルは1968年から1991年まで作られています。Sモデルのフローラと時期が重なっていますが、生産中ではなく、製造終了後に何らかのきっかけで作られた気がします。調べても分らなかったのですが、どなたか詳しい事をご存知ないかしら。

さて、先ほど触れた手書きロゴですが、アラビアの社名と共にデザイナーと絵付師のイニシャルが書かれているものが多いです。
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例えば上のアネモネの「UP/MA」のUPとはデザイナーであるUlla Prokopé、MAはこのカップにデコレートを施した絵付師のイニシャルです。

下の緑のカップのHLAはもちろんHilkka-Liisa Aholaのことで、横に書かれたMRが絵付師のイニシャル。アラビアの手彩色部門は2003年に閉鎖され、同時にこのような手彩色の製品は作られなくなりました。当時を知っているアラビア日本代理店であるスキャンデックスの方と、当店のヴィンテージを前に立ち話をした時に「おばちゃんたちが絵付していたんだよね。懐かしいなあ」とおっしゃっていました。手彩色は本当に魅力的で、現在のアラビアの製品にも手描き風のパターンがプリントされたシリーズがありますが、手に取ると「やっぱり違うなあ」と買うまでに至らないで戻してしまっています。

と、まあSモデルについて頭に浮かんだことをダラダラと書きました。写真に写っているほとんどはこれからのアップですので、気になるものがあれば、なんとなく覚えていだだけると嬉しいです。

ミタ


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《超不定期ハンガリー通信》ハンガリーのクリスマス市

こんにちは、日本も日に日に寒くなり、今日は東京でも雪の予報が出ています。
さて、新年は明けましたが、ハンガリーから遡って去年のクリスマス市のレポートが届きました。
それでは、ここから由美さんのエッセイです。


*+*+*+*超不定期ハンガリー通信 その38*+*+*+*
『2013年12月23日・クリスマス市の夜は更けて』

みなさま こんにちは。
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今回はこの写真の説明から始めましょう。
(相変わらずの手ぶれはお許し下さい)
 
これはブダペスト市内を走る3つの地下鉄のうちの一つ、M1の始発駅・VÖRÖSMARTY TÉR (ヴルシュマルティ広場)です。
このM1は、なんでもロンドンの地下鉄に次ぐ古さとか。
古き良き時代に想いを馳せたい方は是非こちらへ、駅は補修や改装をされても当時の趣に似せた造りとなっています。
路線はそのまま観光の目抜き通り・アンドラーシ通りと並行しており、この辺りは地域全体で世界遺産に指定されてもいるのですね。
ところで、Mはメトロの略で、地面から深くを走る『地下鉄』としたいところですが、ここでのそれはM2、M3だけに相当します。
M2は、ドナウ川を挟んで対岸同志に分かれるブダ地区とペスト地区を結ぶために川底の下を走っており、ホームへたどり着くには、有楽町線へ乗り換える永田町駅の長いエスカレーターにも似て、しかしその恐ろしいほどの高速ぶりは似ても似つかず、というのが特徴。
M3もペスト地区の南北を結ぶ最も長い路線で、いわゆる”普通”の地下鉄です。
M1だけが”地面のすぐ下を走っている電車”であり、地上の入口から覗くと、すぐそこにホームが見えるほど。
改札という大げさなものも無く、小さな切符売り場と、たいていは2~3人の検札員が立っているだけ(駅によっては立っていないことも。なぜでしょう。星の数よりも多いブダペストの謎の一つですね)。
 
131223[3].jpgほら、ホームの天井はこんなに低い!
頭上すぐの大通りの往来を考えると、不思議な感覚にとらわれます。
 
さて、このVÖRÖSMARTY TÉR駅から地上に出ると、そこはなんと、、、

そうです、恒例クリスマス市に直結なのです。
直結といいながらコンコースをひたすら歩かされるのと違って、玄関開けたらそこはリビングだった、というのと同じです。
131223[4].jpg地上へ出て真っ先に目に飛び込んできたのは、街路樹を彩るヤドリギ風なイルミネーション。 
突然の楽しげな光にドキドキ。

131223[6].jpg噴水の階段に上って写してみると、全体はこのように。

131223[8].jpg民族音楽の演奏も雰囲気を盛り上げています。
 
2013年のこちらのクリスマス市は、11月27日から開催していたはずなのですが、私が長く体調を崩してしまい、クリスマスが終わってしまう、それはならぬぅぅぅ(しくしく。。)と、持てる力を振り絞りやっと元気に行くこと叶ったのが、最終日24日の前夜だったのです。
実は今回、涙と感動のレポートなんです(ということにいたしましょう)。
 
前回の新年編でも書いたように、意外なほど”寒さ和らぐ”な師走でしたが、この広場はそれなりに冷え込んでいました。

131223[5].jpgそれにしても盛況な様子。
ハテ、この人ごみ、どこかに似てるな、どこだろう?と思い当ったのが、東京・世田谷のボロ市。
露店よりも人の波が景色を支配していたからなのか、ただ単に私の目の前に同じような厳ついお兄さんがいたためなのか、そのあたり定かではありませんが、ちょっとタイムトリップした気分でありました。

131223[7].jpgさて、例年に比べ料理のブースが増えていたのは明らか。
お腹の空く時間帯だったこともてつだってか、思いのほか食べている人が多かったように見受けられました。
 
131223[9].jpgみんな食べています。

131223.jpgだから私も負けずに食べました。

131223[1].jpg食べ散らかされたまんまのテーブル。
よくよく見ると、赤地に白のおっきな水玉のかわいいビニールクロス。
けっこう印象的です。

131226.jpgかわいいといえば、コレも。
国立オペラハウス・正面玄関のツリーは、楽器や音符をかたどった大きなジンジャービスケットで飾られていました。
こちらへはヴルシュマルティ駅を起点として3つ目の駅、アンドラーシ通りをぶらぶら歩いても10分ほどの距離です。

131226[1].jpgちなみにこれはオペラハウスのシャンデリア。
本日の話題とは全く関係の無い一枚が〆。

では、次回は夏へ遡ります~。


いかつい民俗音楽の演奏者とバックの可愛らしいイラストのミスマッチがなんとも言えないです。
ミタ
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例年よりも暖かい、といっても矢張り東京に比べると寒そうですね。

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