ひまわりカップ

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おはようございます。
デンマークより荷物が届きました。以前から探していた、スウェーデンGefleのSorlosもトリオで入荷しました。
Solrosとは「ひまわり」と言う意味。季節外れですが、嬉しかったのでご紹介です。
えーい、と勢いのある筆使い、極限までデフォルメされた花の形、レモンイエローの手彩色。そのすべてが相まって”夏ー!”のイメージを作り上げています。
とはいえ、そこは北欧。全体的にやさしくやわらかくセンスよくまとまっています。そう、南欧の、太陽がギラギラと輝き乾いた大地の夏なのとは大違い。澄んだ空気とさわやかな風を感じませんか?
今の時期に使ってもいいような雰囲気です。
デザインはLillemor Mannerhelmで、1957年から64年にかけて生産されました。50年近く前に製造されていたものなので、5客入荷のうち比較的状態のいいものは2客しかありませんでした。見た目はきれいだったのですが、洗うと2客に全体的に貫入、1客にヒビがあることが分かりました。
残念・・・。(気に入っていたのでかなりショックです・・・)
ただ、貫入の程度は使用には差しさわりの無いくらいなので、お値引きを考えています。さらに最近こういった「やや難あり品」がずいぶんと溜まってきたので、オークションを再開してご紹介しようかと計画中です。
1030denmark.jpg←Solros以外にもこのようなものが入荷しました。デンマークからなのですが、今回は他の北欧諸国のものが多く入りました。とはいえデンマークらしいチークのケーキドームやチークの持ち手のついたガラスカップも入荷しています。
ガラスカップを見たら”SCHOTT&GEN JENA GLAS”と・・・。
イエナガラスはドイツのメーカー。
多分チークの持ち手だけデンマークで作られたのでしょう。

それでは、いつかそのうちのアップをお楽しみにしてください。


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花のカップ

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エステリ トムラのカップが入荷しました。植物画の得意な彼女らしく、どれもお花の柄です。奥のFloraはおなじみですが、手前のKeltakukkaは初めてフクヤに入荷しました。
Kaltakukkaとは「黄色い花」と言う意味で、その通り、タンポポやスミレなど黄色い花ばかり集めて描いた素敵なアイデアの作品です。私は花に詳しくないので(それどころか、エアープランツさえ枯らす)その2種類しか分からないのですが、他の6種類の花もきっと黄色の花なのでしょうね♪(誰か助けて・・・)
エステリ・トムラの作品は全般的に好きなのですが(中には個人的にいまいちと言うものも・・・)いくつかある理由の一つは、かつて絵を描いていた立場として、彼女の作品を手に取るたびに「本当に描くことが好きなんだなあ」と感心してしまうからなのです。
美大の同級生で今も描き続けている人は意外と少なく、彼女らに共通するのは「上手だった」というだけではなく、描く事が「ただただ好きだった」ということ。
トムラも作品の端々から「描く喜びや楽しさ」がにじみ出ている気がするのです。そして、私はいつもそこに打たれるのです。
だって、私が描き続けることができなかったから。
そういえば、ハンガリーリネンはハンガリー在住の由美さんが集めてくれたのですが、彼女も自分が物を作る立場として、リネンに対して並々ならぬ思いがあるようです。
ハンガリー人に聞けば誰もが「私のおじさんの家で麻を育てて粉袋を作っていた」とか、「お母さんが麻を育てて布作りが普通だった」と答えるそう。ところがそうやって親から子へ、子から孫へと受け継がれていた布を手放す人がいる。「今の若い子は欲しがらないよ」と、受け継ぐ人がいなければ売るしかない。
ハンガリー人にとっては、余りにも身近で価値を感じなくなっているのかもしれません。
実際自宅でもハンガリーアンティークリネンを使っている彼女から以前
「本来はその作り手の近くにあってしかるべきものだと思うんだよ。
それが私の手に渡って、はたまた海を渡って日本へ・・と考えると、それを買う日本の人たちに、その布の人生をあなたが守ってください、繋げて下さいと思わずにはいられない。あなたが守って、大切にしてあげてと。 」
とメールに綴ってきてくれた事がありました。
一種の使命感のようなものを持って、熱い思いでリネンを集めてくれている、そんな彼女の気持ちに私も打たれ共感しているから・・・・
だから・・・・
だからこそ・・・・
買い付けた商品として、こんな写真を送ってきても怒ったりしません。
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いったいどんな柄だよ。

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どうリアクションすればいいのでしょうか?


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赤と緑

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学校を卒業して最初に就いたのがウィンドウディスプレイの仕事でした。と言っても、自分でディスプレイをするわけではなく、ショップから予算やイメージを頂き、デザイナーにつなげる仕事です。
あるときショップの方が「クリスマスの予算がこれだけしかないのだけれど、何とかできますか?」と例年の半分くらいの予算を持ってこられました。時はバブル崩壊後。クリスマスのような一大イベントすら、ディスプレイのような効果の分かりにくい部分からどんどん予算が削られていたようです。
新入社員の私は困り果てて、デザイナーさんに予算が充分でないことを正直に告げると、ベテランのその方は「大丈夫。クリスマスなんて赤と緑を使えば何とかなるんだから」と胸を叩いてくれました。
結果は、赤と緑の布と赤と緑のラッピングペーパーで包んだボックスだけでクリスマスの見事なディスプレイが出来上がったのです。もう、本当にどこから見てもクリスマスにしか見えない。
ツリーやリース、豪華なオーナメントやイルミネーション、金銀の星やサンタの人形、凝ったオブジェなんて必要ないんだ・・・。
色のマジックを実感した瞬間でした。
その言葉を思い出しながら、フクヤ風クリスマスのテーブルを作ってみました。
使っているのは、FaunaタンブラーKastehelmiプレート。そして、プレートの上に乗っているのは萩原由美さん作のフェルトオーナメントです。こちらのオーナメントは吊り下げられるよう輪がついているので、そこにテーブルナプキンを丸めて入れても可愛いかも。
クリスマスに合わせて、スウェーデンのクリスマス柄のビンテージクロス、アラビアとグスタフスベリのクリスマスプレート、フェルトオーナメントを今週アップ予定です。
お楽しみに。


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《超不定期ハンガリー通信》きのこ狩り番外編

週末に棚の整理をしていたら、アラビアKaarinaケーキプレートに目が留まりました。

実はこちらのプレート、目に入るたびに「お、かわいい」と思うのですが、なかなかお客様の目に留まらないようです。そこで、同じ色合いのアラビアポルカドットコーヒーカップと組み合わせて見ました。

テーマは「水色の競演」・・・。(おもいつき)

さて、大好評のハンガリー不定期通信。(何人かのお客様から楽しみとメールをいただきました。)「きのこ狩り番外編」が届きました。

あ、ちがう、ちがう。確かルーマニア買い付けのお話でしたね。
(あの真っ赤なきのこはやっぱり毒キノコだそうですよ。)

+*+*+*+*+*+*+*+* ハンガリー通信 3 *+*+*+*+*+*+*+*+


先日のブログに対してこんなコメントを頂きました。
 
「きのこを見分けられる男はかっこいいぞ!」
 
まさに。 
その通りとわたくしも深く大きく同感。

そのうえ自ら台所に立ち、たちまちそれらをメインディッシュへと料理してしまったら?
新鮮なキノコたちを目の前にした嬉しさの余り、豪快なわしづかみ(想像)で塩を投入しようとも、そんなことは取るに足らぬエピソード。

朝食には皆が揃ったと同時に、その食卓へはハムとチーズのできたてほやほやホットサンド。
 
調理の後片付けも完璧。
 
庭に咲く白い花の名(忘れちゃったけど)を教えてくれたのも彼。

そーーです、彼こそ我らがマイスター ”父・I” 
(ちなみに息子も同名。なのでそちらは息子・I)

仲間のPさんも牛肉の煮込み、魚のスープなど、それはそれは素晴らしい料理に腕をふるいまくり、彼もまたキノコを見分けられる男の一人。 
(カメラを向けるとなぜか、ばんざいポーズをする癖あり)
 
はい? なんですか?
 
カーロイ?
 
ふーん、彼はといいますとですね、今回のキノコ狩りへのた・・
あっ、いや、買い付けへの旅・・・・・・・・・・・
もうどっちでもいいや。
とにかく『買い付け日記』の三枚目の写真をご覧下さい。
美しい太陽の光を浴びて腰に手をやり、ポーズを決めるカーロイ。
宿の犬も、一緒に山へ入る気満々です。
で、注意していただきたいのはカーロイの足元、

”ザ・新品ゴム長靴”

「明日はキノコ狩りだ」の彼の言葉を、それでも私は「冗談だろ・・」と聞き流すつもりでいたところ、「ご覧、このすてきな長靴を」と、わざわざ市場で買ったカーロイ。
買い物途中、持ち切れぬ荷物を一旦車の中へ、とドアを開けたら、そこにはビニール袋に入ったゴム長靴が。
どうやら彼は市場へ到着して私と別行動を開始した直後に、真っ先に長靴を買って、すでに置きに戻って来たらしい。

当日(つまりこのポーズを取ってる日)、
谷間にせせらぐ小川の中をジャボジャボジャボジャボ歩きまわっている彼。
どうだい、こんなことも平気さ、と流れの真ん中で意味もなく立ち止まる彼。
 
そう、彼はこのように、ひたすら新品ゴム長靴に喜んでいたわけでございます。

 
さて日付は変わり、最終日・土曜の朝。
品薄だろうがなんだろうが、午前中に市場へちょっと寄ってから帰ろうということで、このときばかりは、なぜかスムーズに出発。
しかし途中、突然の渋滞。
なぜか? 
もしかしてこの車はみんな市場へ?との不安がよぎる。
しばらくの後、工事による片道通行規制のための渋滞とわかる。
”あーよかった♪”
 
しかし
”トントントン、なんの音?”って、『童謡・あぶくたった』じゃないけど
”ノロノロノロ、なんでなの?”
なんで?
工事現場は通り過ぎたのに、また歩みが遅くなるのはどうして?
 

そうです。
市場が近づくにつれ、車は増えるわ人は増えるわで、川の流れに沿う田舎道は、さながら年に一度のカーニバル。
「ちょっと寄って行こうか」なんて誰が言ったの? 
車を止めるどころじゃないです。
ここで止まったが最後、今日中の帰宅はあきらめることになるでしょう。
泣く泣く市場を通り過ぎる私の目に映ったその光景は、溢れる人々、それ以上に溢れかえる品々。

これのどこが「土曜日はすでに品薄」なんだか。


 

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以下写真館に展示いたしますのは、わたくし撮影とカーロイ激写(日付入り写真)。
写真の見た感じそのまんまを、どうぞお楽しみ下さい。

『FUKUYA ”ビンテージ写真館”』

女二人は夜更けるまで布談義。  

Gさんは刺繍から髪結いまで、手工芸の伝統保存にも努められている専門家です。彼女のありがたい指導・講義に一日の疲れも癒され、時の経つのも忘れました。
この一枚、カーロイ激写です。 
密かに撮っていました。 
全く気づきませんでした。

そしてマイスター父・I は長靴下のピッピ族。

彼女が車輪ナシの自転車で田舎道を駆るとすれば、彼もまた弦ナシのギターでたからかに唄い上げます。
こんな時に歌うはもちろん ♪オぉ~ソ~レッミぃ~オぉぉ~~~ッ♪
完璧なる万国共通おやじスタイルでございますね。

そんな父を温かく見守る息子・Iの隣にいる赤いジャケットのGYさんもまた・・・・・・また・・・・・・・・・・

だめだ、説明しきれないや。

木の橋の上で、超イカした彼。

誰だ?
カーロイ、いつの間に。
なぜ私を呼ばなかった?

(追記)
このお兄さんは市場で出会ったそうです。
「やっぱり、ちょっとださめよね?」と由美さんに伝えたら(以前東欧に行ったとき、いまいち街の人が垢抜けていなかった印象があるので)「え?私、本気でいかしていると思っているんだけど?」と思いもかけない反応が。
そして、この写真は絶対に削除しないように、と至上命令がありました。
・・・ハンガリー生活が長いためでしょうか・・・。


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あたたかな色彩

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おはようございます。一日ごとに寒くなってきましたね。
そろそろ毛布の季節です。フクヤにも北欧から手編みのブランケットが続々と入荷してまいります。
人気のあるのは、かぎばり編みのモチーフつなぎのものなのですが、写真のようなパネルタイプもお勧めですよ。
パッチワークのようなイメージもあり、色の組み合わせを楽しみたいなら、こちらのほうがいいかも知れません。
それにしても、いつも驚かされるのはその色の組み合わせの大胆さです。同系色や同じトーンの組み合わせなら簡単に思いつきそうなものですが、鮮やかな色に渋い色を持ってきたり、全く反対の色同士を組み合わせているのに、全体としてバラバラにならず、ひとつの世界を作り上げていることに感心します。
しかも、それが手元にある余り毛糸を使って、特にデザインや絵の勉強をしたことも無い素人の方が、自分のアイデアで作っていることを知ると更に驚かされます。色彩やデザインに対する歴史が長く、すっかりと体にしみこんでいるのでしょうね。恐れ入ります。
またヨーロッパ、特に北欧は冬が暗く長く家にいることが多いと言います。せめて身の回りだけでもこのような明るい色を置きたいという気持ちが色彩に対する感覚を鋭くしているのかもしれませんね。
ヨーロッパほどではありませんが、これから日本も夜が早くなってきます。私は個人的には明るい照明が苦手で、自宅は間接照明ばかりなのですが、ほんのり照らす黄色い光の中では案外とこんな明るい色のほうが、美しく見えるので好んでこのような色をインテリアに取り入れています。
やや暗めの照明でソファーに座ってブランケットをかぶり、ミルクティーを飲む。冬はこれが寝る前の定番スタイルです。心も温かくしてくれるような色合いのブランケット。今年はご自宅に取り入れてみてはいかがでしょうか。
ミタ
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