藍は青よりいでて

1960年代、Arabia社から発売されたこのValencia(バレンシア)シリーズは、デザイナーUlla Procopeの生涯の傑作と呼ばれています。
1031valencia.jpg残念ながら2002年に製造中止となりましたが、それまでの40年近くの間途切れることなく製造され続けていたことになります。
深く美しいミッドナイトブルーは透明のグレーズをかけることによって、今も褪せることなく輝きを保っています。
ところで「ブルーセブンの法則」という言葉をご存知ですか?
これは好きな色と好きな数字を自由に選んでもらうと、世界的に「青」と「7」が選ばれる傾向があると言うことから、名づけられた名称です。
私たちが「青」に心惹かれるのは何故なのでしょう。
心理的に青は心が落ち着く鎮静効果がるといわれています。
また、青い色に囲まれていると、時間感覚が半分となり、1時間を30分と勘違いしてしまうのだそうです。
つまり長時間が苦痛でなくなるので、じっくりと物事に取り組んでいるときには効果的とか。
もしかしたら、忙しい毎日を送っている私たちはいつもどこかで、心の安らぎを求めているのかもしれません。
Ulla Procopeは大変惜しいことに、わずか47年という短い生涯でした。生き急ぐように、若くして多くの名作を残した彼女の晩年の作にあたるこの、青よりも深い藍色の作品は、彼女に心の安らぎを与えることが有ったのでしょうか。
ミタ


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ふわふわ

だんだん寒くなってくると、ふわふわしたものや暖かな色合いのものが好ましく見えてきますね。
1030rosmarin.jpg暖かな印象のこちらは、Ulla Procope(ウラ・プロコッペ)デザインのRosmarinです。
水をたっぷり含ませた大ぶりの筆で一気に描いた様な花柄が、ふわふわ柔らかく表現されています。
おおらかな表現が好ましく、心が和む気がします。

形はSモデルといって、1961年に発表されて以来様々なデコレーションで30年以上にわたって生産されたARABIAの定番中の定番の形です。
カップのかなり上のほうに、小さめのハンドルが付いていて、指を入れるとぴたっと固定され持ちやすいのです。
そのほかのデコレーションは以前、このページでもご紹介しました。

ところで、この持ち手は本当に小さくて、西洋人は指が入らないのではないかと思います。多分指先だけ入れて、つまむように持つのではないでしょうか。

と、言うのも以前アイルランドに住んでいた時に家人へのプレゼント用に、男性用の指輪、17号をオーダーしたときに
「本当にこのサイズでいいんですか?」と尋ねられたので
「はい、念のため普段つけている指輪を持ってきました。これです。」
「あ、本当ですね。ふーん。このサイズはこちらでは女性の薬指のサイズなのですよ。」
「え、え、えー!そうなんですか!」とびっくりしたことがあったのです。
そういわれてみれば、男性も女性もやけに指が太い。

私は身長165cm、家人は身長187cmと彼らに比べて、別段背丈に違いがあるわけでは無いので、これはもう骨格の違いなのでしょう。
このRosmarinの絵付けも、そんな太い指の職人さんが太い筆を握って、くるりんくるりんと描いていたのかな、なんて想像するとなんだかこの絵のおおらかさの秘密が分ったようで、可笑しくなってきます。
ミタ


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スウェーデンから来た蕪?

もうすぐ10月31日のハロウィーン。家々を回り「Trick or treat!」と言って、お菓子をねだる子供たちのお祭りとして、日本でも知られてきましたね。
1027daisy.jpgこの写真は、1960年代に販売されていた、アラビアの子供用食器セット、Daisy
小ぶりの子供サイズにEsteri Tomulaのイラストで装飾されています。
いたずらっぽい表情がハロウィンの時期にぴったり。
ところでハロウィンの起源は、アイルランドに伝わる死者の霊を追い払う、ケルトのお祭りだそうです。
そこでアイルランドの友人に「ハロウィンってアイルランドではどうなの?」と聞いてみたところ、「仮装してお菓子をもらいに来るのは小さな子、ちょっと大きい子は焚き火をする」のだそう。
先日は”予行練習”と称して焚き火をした子供たちがいて、消防車が出たらしい。
そして「かぼちゃでランタンを作る人が増えた」とも。
そう、実はもともとアイルランドではTurnipというカブでランタンを作るもので、かぼちゃで作るようなったのは、アメリカに移民したアイルランド人がアメリカでやり始めたことなのです。
images.jpegですから、アイルランド人がかぼちゃでランタンを作るのはいわば「逆輸入」?
これがTurnipで作った元祖ジャック・オ・ランタンです。日本のカブと違ってかなり大型。

swedeところで、このTurnipに良く似た野菜にSwedeというものが有ります。
←これがSwede。
私はずっとTurnipとSwedeを一緒の野菜と勘違いしていましたが、この二つは違うそうですね。
カブに見えましたがスウィードはキャベツの仲間なのだそうです。なんてトリッキーな野菜なのでしょう。
この名前の由来は「スウェーデン」から伝わって来た野菜だからだそう。
と、最後は強引に北欧につなげてしまうこれも、trickyなお話でした。
ミタ


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特別でない日に

だんだん冬に近づいていくのが実感できるこの季節。夏の寝具を順番に洗ってしまい、毛布を出したり、半袖を片付けて、カーディガンに手を通す。
毎年繰り返される冬支度です。
1026gray.jpgそんなちっとも特別でない毎日には、こんなシックなデザインのテーブルウェアーはいかがでしょうか。
風景にしっくりなじむ穏やかなブルーグレーは、慌しい気持ちをそっと慰めてくれそうです。
描かれているのは鈴蘭でしょうか。そういえば、14歳の夏、私が初めて自分のお小遣いで買った香水は鈴蘭の香りでした。
毎日毎日、お休みの日など無い家事の合間に、ふと手を休めてじっとこのシュガーボウルクリーマーを見ていると、なんだか気持ちが落ち着いて、昔のことなど思い出したりするのです。
ミタ


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Anemon入荷

皆様お久しぶりです。
実は12月にフクヤ事務所移転を計画していまして、その準備や何やらでバタバタしていました。
1024anamon.jpgさて、そんなさなかにスウェーデンからAnemonのコーヒーカップとケーキプレートが届きました。
スウェーデンからは、これから更にAnemonのブルーのケーキプレートをはじめ、その他のアイテムも届く予定です。
来週にはアップしますね。お楽しみに。
(ちょっと落ち着かない)ミタ


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