レクサンド名物クネッケブロードで

スウェーデンの堅焼きパン、クネッケブロードでオープンサンドを作ってお昼に食べました。

クネッケブロードは一緒にレクサンドの手工芸学校に参加したしずく堂さんからお土産にもらったものです。一緒に行ったのにお土産?と不思議に感じられると思いますが、フィンランドで買ったけれど量が多かったからとおすそ分けでした。ちなみに手前に写っているのは、以前フクヤでノルウェーワッフルの会を開催してくれた、りさねんねんさんからノルウェー土産の鯖缶。

クネッケブロードには様々なメーカーがありますが、特にレクサンドはダーラナホースのパッケージで知られた有名メーカー、その名も「Leksands(1920年代ー)」のお膝元です。いままで、味気ないものだなあと思っていたクネッケブロードですが、手工芸学校で食堂に常備されていた(なので、朝食だけでなく、フィーカの時間にも食べることが出来た)クネッケブロードがとても美味しくて気に入ってしまいました。私だけでなく、しずく堂さんもすっかり気に入ったので、フィンランドから帰国前に自宅用にと買ったそうです。

学校ではゆで卵のスライスにスウェーデン名物たらこペーストを乗せて食べていました。個人的には最高の組み合わせだったのですが、日本ではたらこペーストが手に入りません。

そこで、以前スウェーデンのホテルでオススメされていた「カッテージチーズ+アボカド+スプラウト」と、手元にあったノルウェーの鯖缶で「鯖+ゆで卵」を用意。


軽いパンですが、3枚ほど食べるともうお腹いっぱいになりました。手工芸学校に一緒に参加したケイコさんによると、レバーペースト+キュウリもお勧めらしいですよ。

ちなみにお皿代わりに使っているのは、アラビアのケーキトレイRistikkoです。

ミタ


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スウェーデン手工芸学校サマーコース前日

手工芸学校について書き始めたら、諸方面から「続きを楽しみにしている」と言って頂き、期待に応えられるかどうか不安になってきました。サクッと終わらせるつもりが、長編になりそうでマズイ。長編になったら最後は投げやりになりそうでマズイ。

さて、前回は参加するまでのお話でした。授業が始まる前日の7月26日に学校に到着しないといけないので、更に前日の25日にスウェーデン入り。私はSAS、しずく堂さんはフィンエアー利用なので、アーランダのホテルで待ち合わせました。ケイコさんとは26日にアーランダからレクサンドに行く電車で合流して、無事3人揃ってレクサンド駅に到着。

5月に予約したときに駅でのピックアップを学校に頼んでいました。その時に「7月23日になったら電車の番号と時間をレセプションに連絡して」と指示されたので、2か月以上待ち、きっちり7月23日になってからメールで連絡していました。

が!待てど暮らせど来ない!いくら何でも遅すぎるので、ケイコさんが学校に電話すると「今から担当者に出るように言うわ」と、そば屋の出前の上を行く返事の後、無事お迎えが来て学校に到着。

学校のレセプションに下がっていたペンダントランプが50年代デザインでした。

レクサンドアカデミーは1953年設立。元々は、スウェーデンの著名なアーティストGustaf Theodor Wallén(1860-1948)の私邸でしたが、彼が亡くなる前年の1947年に学校として使うよう、寄贈されました。学校では当時の木造建築がそのまま使われています。

壁の木製のうろこ模様や窓の装飾が美しい。

扉の彫刻もハンドルも素晴らしいです。

中に入るとダーラナ地方の特徴的なクルビッツ柄が壁に描かれていました。


チェックインの4時まで時間があったので、森を抜けレクサンドの街へ、徒歩約20分。

スウェーデンには珍しい暑い夏。カフェで頼んだアイスクリームがたちまち溶けてしまいました。

時間になったので、また森を抜けて学校へと戻る途中で80年代の江口寿史を彷彿とさせるオブジェを発見。

これから3泊4日お世話になる寮です。

部屋はベッド、テーブル、棚、クローゼット、シューズラック、リビングチェアが備えられ、広さも十分。

部屋はトイレと洗面、シャワーも完備。キッチンは共有スペースに備え付けられています。

もし、夕食はパスタサラダで良いなら食堂でどうぞ、と言っていますよ、とケイコさんが説明してくれました(外食でもいい)。パスタサラダと聞いて、小学校の給食で出たマヨネーズでキュウリやレタスと和えたスパゲティを想像しながら食堂へ。食堂の入り口には食材はすべて地元産を使っていると書かれた看板がありました。

ふたを開けると、想像よりもずっと美味しそう!要は冷たいパスタという意味だったみたい。ビュッフェには野菜だけでなく、ローストビーフやファラフェル(ひよこ豆団子)もあり、ボリュームたっぷり。

ちなみに、ファラフェルはベジタリアン向け。このあと分かるのですが、食事は昼食が主で、夕食は軽め。夕食では昼食の残りを別の料理にアレンジして、例えばサーモンをサラダにしたりと残り物が出ないように工夫されていました。また、毎回、ベジタリアン用、ラクトスフリー、グルテンフリーの料理も用意されていました。別の日に出た、ベジタリアン用のコロッケなんか美味しかったなあ。

そして、一晩寝て、翌朝はいよいよ授業開始の日。朝食の焼きたてパン(この日はニンジンパン)が美味しく…やばい、食べ物と建物だけでこんなに長く書いてしまった!

えー。長くなったのでここまで。いよいよ次から授業について書きたいです。

ミタ

これでも相当削っています。


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スウェーデン手工芸学校サマーコースに参加するまで

7月27日から29日までスウェーデン人の心の故郷、ダーラナ地方にあるレクサンドアカデミーで刺繍のサマーコースを受けてきました。あまりにも濃密な時間だったので、うまくまとめられる自信がないので、まずは導入から書いてみました。

2016年11月、スウェーデン在住の布作家オルソン恵子さんが日本でグループ展を開催された時、ちょうど編み物作家のしずく堂さんが我が家に滞在していたので、連れ立って行ったことがあります。東京には珍しい大雪の日で、バスも電車も遅れに遅れ、更にしずく堂さんがヘタリにヘタってオルソンさんを30分も待たせてしまった日です。
最近行った北欧イベント…「Present プレゼント」と「Sweet Sweet Sweden」

三人で食事をしながら、何がきっかけか「スウェーデンの手工芸学校のサマーコースに参加してみたいんですよ」と私が言ったところ、オルソンさんが「私もです!食事もおいしいと評判なんですよ。私が通訳します!」と乗って下さり、しずく堂さんも以前から知っていて関心があるということで「三人で参加しましょうよ」と盛り上がりましたが、その時は何となく夢物語のような、現実味のない話でした。

ところが、そんなフワフワした話を一転させたのは、5月に届いたしずく堂さんからのメッセージ。今年、日本とスウェーデンの国交150周年記念として、レクサンドの手工芸学校で日本語通訳付きで刺繍のサマーコースがあるので参加しないか、とのお誘いでした。オルソンさんに声を掛けると二つ返事でオッケーだったので、1年半前の約束が思いがけず具体化!

ただ、そのコースは日本に合わせてお盆の時期なので航空券がとても高かった事、スウェーデン人も参加しているクラスに入りたかった事から、7月に開催されるオリジナルのコース(内容は同じ)の方が魅力を感じたので、申し込み締め切りを1週間以上過ぎてはいたものの、問い合わせてみることにしました。今までに北欧の人とやり取りした経験から、そこら辺はフレキシブルに対応してくれるだろうなという目論みがあったので。案の定、まだ席があるからとすんなりと3人の入校を許されました。

そうと決まれば、サマースクール前後の日程を計画し、航空券、鉄道(早割)、ホテルを手配。そうこうしているうちに学校から具体的な授業のスケジュールが届きました。

レクサンドアカデミーサマースクール(刺繍初級)7月27日(金)~29日(日)
<7月26日(木)>
16時 チェックイン
18時 夕食

<7月27日(金)~29日(日)>
7時半 朝食
9時 授業開始
10時 フィーカ(お茶の時間)
12時 昼食
15時 フィーカ(お茶の時間)
17時 授業終了(最終日は16時終了)
18時 夕食
なお、教室は24時間開放しているので、続けて作業をする事も出来ます

美しく、夜遅くまで明るい夏の北欧で、お昼過ぎくらいまで刺繍をやって、午後は湖の周りを散歩したり、ちょっと買い物に街まで足をのばしたり…そんな甘いイメージを抱いていたのですが、スケジュール、特に授業が終わってからも作業が出来るという一文に目が釘付けになりました。

これって…これって
ガチで本気の学校やん!

その読みは大当たり。びっちりな内容に2日目にはこんなTweetをすることに。


その日の夜には追い詰められてこんな状態に

そう、先生や職員さんは「授業を早く切り上げて湖で泳いできてもいいのよ?」と言ってくれたものの、あまりにも作品制作が大変で、散歩どころが毎日居残り。

ついに足を踏み入れることの無かった美しいシリアン湖…。

ただ、結論から言えば、本当に楽しかった!家事や仕事を全く忘れて、食事も宿もおやつまで付いていて、広大な風景を眺めて、ただただ手芸に没頭する3日間。これぞ心のデトックスでした。心からまた参加したいと野望を抱いています。楽しくも、大変な3日間については、これからの続きをお楽しみに。

ミタ

参考までに、3日間講座、3泊、3食、2フィーカが付いて、料金は3750スウェーデンクローナ(2018年5月のレートで48330円)でした。物価の高いスウェーデンですので、ホテルや外食を思えば、かなりリーズナブルではないでしょうか?


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ワークショップ、白樺樹皮のバスケット

こんにちは。ワークショップ担当の猫営業部長のみりんです。あつくてずっとクローゼットで写真がとれなくて、明日からスタッフはスウェーデンに行くので仕方ないからストックフォト「ニャッティイメージ」の写真を使っています。これは5月くらいに撮った写真です。

今日は白樺の木の皮を使ったバスケット作りをして7人が参加しました。先生は「Min Favorit Design YKR」の太田さんです。

最初は底をつくりました。

底が大きくなりました。

横のところも作ります。

横のところを押さえているところ。

横のところもどんどんできました。

出来てきた。

出来上がり。

終わったから先生がもってきたお菓子を食べました。

先生はお菓子だけでなくて色んな白樺のものを持ってきていました。

白樺のもののほかもありました。

みんな楽しく出来ましたか。

じゃね!

みりん(猫営業部長)


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注目のフィンランドブランド、ペンティック

ご主人のお仕事で日本に住んでいたフィンランド人のお宅に伺ったことがあります。新婚だった彼女は友達からの結婚のお祝いはウエディングリスト*を作ってペンティックの食器を揃えたのだと見せてくれました。

ペンティックはフィンランドの家庭用品メーカー。フィンランドの女性誌でしばしばトナカイのキャンドルホルダーの広告を見て知っていたのですが、カジュアルブランドだと思っていたので、ウエディングギフトにしてもらったと聞き意外でした。「アラビアじゃないの?」「アラビアはあんまり興味ないわ」。

そのペンティックのビンテージのカップ&ソーサーとディナープレートを春のフィンランドで買い付けてきました。実はこの2点は別々の場所で見つけたもの。最初カップを見つけ、素敵だな、と裏返してブランド名を見て「ペンティックか」と返そうと思ったのですが、デコレートがあまりにも素敵で手放しがたくなりました。次にこのプレートを見つけたときは「運命かな」とこちらも買い付けました。

帰国して詳しく調べて驚きました。

何とデザイナーがペーテルとアンヤのウィンクヴィスト夫妻(Peter Winquist & Anja Winquist)!

ペーテル・ウインクヴィストはアラビアでファエンツアを生み出した人です。ファエンツァのフォルムは後にクロッカスやキルシッカなど広く使われています。また、妻のアンヤと組んでアラビアの芸術部門から多くの手彩色による作品を生んでいます。例えば、このカレワラシリーズもその一つ。二人の手掛けたアトリエ作品にはバックスタンプに「APW」と二人のイニシャルを合わせたサインが入っています。

あらためてプロフィールを調べると、ペーテルは1967年からアラビアで、74年から83年まではペンティック所属、アンヤは1955年からアラビアでペーテルと同じく74年にペンティックに移り、製品の発展に力を貸したとか。なるほど、ひきつけられたのも当然でしたね。

ペンティックは日本ではほとんど知られていないブランドですが、先ほどのフィンランド人の話から伺えるように、フィンランドではアラビアと並ぶ人気のブランドです。

ペンティックは1971年に、ラップランドのポシオ在住の陶芸作家であったアヌ・ペンティックによって創立されました。彼女の作品は評判になり、やがてラップランドからヘルシンキへ、そして北欧諸国へと広がっていったそうです。春の買い付けから帰国した今年の5月、ペンティックの期間限定ショップが伊勢丹で展開されるとニュースが目に入りました。もっと評価されてもいいブランドですので、これから日本でも人気が出るかも知れませんね。ちなみに創立者のアヌ・ペンティックさんは今もお元気で活躍されています。

さて、ペーテル・ウインクヴィストといえば、去年の2017年2月に開催されたチョコレートの祭典「サロン・デュ・ショコラ」の記事を目にして、思わず3度見しました。出展したショコラティエの一人、フィンランド・オーランド島のメルセデス・ウィンクイストさんと来日したご主人の名前がペーテルだったのです。しかも陶芸家で展示には彼の作った作品が使われていると。名前の読み方がちょっと違う…でも北欧言語は表記が難しいし…

しばらくして「サロン・デュ・ショコラ」の続報を読むと、やっぱり、あのペーテル・ウインクヴィストさんご本人!
えええー?アンヤは?!

メルセデスチョコレートのサイト(日本語)を読むと二人の大ロマンスが書かれています。おやおや。作品にはアンヤと連名でサインを入れる程仲が良いと思っていたのに、人生って分からないものですね。

ミタ

ペンティックの製品は7月26日にアップします。
ちなみに、アンヤさんは2015年に80歳で亡くなっています。

*ウエディングリストとは、新郎新婦が作った欲しいものリストから、送り主は予算に合ったものを選びプレゼントするもの。フランス語の「リスト・ド・マリアージュ」の方が耳に馴染みがあるかも?


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