2月22日でニャンニャンニャンのラグ

今日の2月22日はニャンニャンニャンの語呂合わせで、猫の日です。それに乗じて猫のラグのご紹介。

このラグは、デンマークのEGE社製。恐らく1960年代のものです。リヤ織りという毛足の長い織物で、かつては防寒のために作られていましたが、今はインテリアとして利用されています。

青い目の愛らしい白猫が織り上げられています。良く見ると小さな、がに股ぎみの前足が。そうそう、うちの猫営業部長も最近は昔のように前足が揃わず、こうやって開け気味に座っているんですよね。小さい時は「前足のシマシマがつながって不思議ねー」なんて見ていたのに、最近は断線しているのが普通で、たまにつながっています。

ラグを作ったEGE社は今もデンマークにあるカーペットメーカーです。1938年にMads Eg Damgaad(1913年-1999年)によって創業。彼が24歳で始めた小さな織物会社は今はヨーロッパで最大のカーペットメーカーだそう。

さて、せっかくだから猫営業部長もラグと一緒に、と連れてきたのですが、警戒心が強いので、1回匂いを嗅いだだけで、あとは全く近づいてくれませんでした。

この写真は中でも一番よく撮れた1枚ですが、かなり腰が引けている…

さて、今日は「猫の日」皆さんの猫たちにも、お外の猫たちにも、幸ありますように!

デンマークEGE製、猫のラグの詳細は下記リンク先からどうぞ。
リヤ織りラグ (猫) デンマーク製

ミタ


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美しい釉薬の色の変化を楽しむ器

スウェーデンでUpsala-Ekeby(ウプサラ・エケビィ)のKosmos(コスモス)とOliv(オリーブ)のティーカップを買い付けました。過去にも何度も入荷したものですが、この二つが同時に揃うのも久しぶりなので、合わせてご紹介。青い方がコスモスで、緑の方がオリーブです。

コスモスのデザインはBerit Ternell(ベーリット・ターネル/1929年-)による1966年のこと。1967年にオランダ ユトレヒトの国際展示会で優勝しています。製造期間は1966年から77年。

コスモスは花のコスモスではなく、宇宙の意味。花のコスモスはスウェーデン語でも綴りは英語と同じ「Cosmos」です。この青の複雑な色合いは、その通り、宇宙をイメージさせます。

オリーブはコスモスの成功に気を良くした確信を得たのでしょうか、コスモスの1年後の1967年から79年に作られました。

以前も書きましたが、ユトレヒトの国際展示会での優勝は美しい茶と青のグラデーションの表現が評価されたものでした。審査では「工業デザインの模範的な例」「アートと工業技術の結合の成功である」と絶賛。

ところが、ターネル自身は工場で新聞記事を見せられるまで受賞を知らず、更に記事の中で「トロフィーは工場が受けるべきもの」と書いてあるのを見て相当驚いたそう。

このエピソードをみると、一つのデザインには、デザイナーだけでなく、技術者の力も大いに関わっているのだと改めて思います。同じスウェーデンのロールストランドで作られたBlå eld(ブラ・エルド)は、デザイナーであるHertha Bengtsson(ヘルサ・ベングトソン)のイメージ通りである青を出すのに釉薬の開発に3年かかったと言いますしね。

デザイナーだけでなく、技術者にスポットが当てた話をいつか見つけてみたいです。「プロジェクトX」のようで面白いと思うのですが。

ミタ

以前も書きましたが、ベーリット・ターネルは、リサ・ラーソン(1931年-)とデザイン工芸学校(Högskolan för Design och Konsthantverk / HDK)で同級生だったそうです。


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「空飛ぶヤコブさん」を作ってみました(反省を踏まえた改善点も)

家人が夕食を食べないというので、以前から作ってみたかったスウェーデン料理「空飛ぶヤコブさん」を作ることにしました。

そのレシピと次回の改善点を記録も兼ねてご紹介します。

まず「空飛ぶヤコブさん(Flygande Jacob)」とは、1970年代に航空会社に勤めていたオヴェ・ヤコブソン(Ove Jacobsson)さんが子供に食事を作る時に冷蔵庫にあったものを適当に混ぜてオーブンで焼いたのが始まりの料理です。ネットもない時代ですから、口コミで広がったのでしょうか、最初にレシピ本に掲載されたのは1976年とか。

材料は、市販のローストチキン、バナナ、ベーコン、チリソース、生クリーム、仕上げにローストピーナッツ。ある物をぶち込んだのが伝わってきます。

作るにあたって、いくつかのレシピを見たのですが、材料は同じでも分量や作る手順はマチマチ。なので、こちらも適当に作ってみることにしました。

材料はこの通り。スウェーデンと違って、日本ではローストチキンはクリスマスの時期にしか手に入りません。中には鶏胸肉を使うレシピがあったので従うことに。ただ胸肉はパサパサするので、それが好きでない方は腿肉でいいとは思います。

チリソースの代わりにケチャップとタバスコを混ぜることにしました。スウェーデンのチリソース(Chilisås)はややスパイスの効いたケチャップ風で、あまり辛くないので、これでOKと思います。北欧の人ってあまり辛い味は好きではないですよね。

分量は大体2人分で、鶏胸肉300g、ベーコン85g、バターピーナッツ50㏄、バナナ2/3本、ケチャップ50cc、タバスコ適当、生クリーム100ccにしました。

まず、一口大に切った鶏肉と適当に切ったベーコンを良く炒め、耐熱容器に入れます。その上にピーナッツ、輪切りのバナナを投入。鶏肉に塩コショウするか迷ったのですが、他の材料にしっかりと塩味が付いているので、下味は無しにしました。結果的にはこれで良かったです。

生クリームを泡立てて、あらかじめケチャップとタバスコをお好みの辛さまで混ぜたものと合わせます。生クリームを泡立てる意味が良く分からなかったし、泡立てないレシピもあり、迷ったのですが、ひと手間かければ何か変わるかもと、泡立てることにしました。

上から合わせたソースをかけます(バナナ、ベーコン、ピーナッツは最後に乗せるレシピも)。

オーブン200度で10~15分焼いて出来上がり。材料にはすべて火が通っているので、高温で焼き目が付く程度で良いのだと思います。

ご飯と一緒に食べると美味しいですよ。

さて、実際に作ってみた反省点としては

〇ピーナッツとバナナはもっと少なくても良かった⇒ところが、翌日にはピーナッツが水分を吸って柔らかくなり、バナナが馴染んでこの分量でも良い感じになりました。
〇鶏肉はもっと小さく切った方が食べやすかった。
〇スウェーデンで食べたものよりも汁気が少なくなってしまった(味は近かった)。具が多すぎたのか、焼き時間が長すぎた?生クリームとケチャップ以外の材料を2割程度減らしてもいいかも。
〇生クリームを泡立てると材料のすき間にソースが落ちずに覆うのが利点のように思える。

反省点はあったものの、これはこれで美味しかったです。そもそもが適当料理なので、正解はないのかも知れません。

とりあえず、これでスウェーデンの有名な人名料理「ヤンソンの誘惑」「リンドストロームハンバーグ」に次ぎ「空飛ぶヤコブさん」も制しました。リンドロームハンバーグについては、前回あまりうまく出来なかったので、再挑戦を目論んでいます。その時は改めて公開しますね!

ミタ

追記:
写真にナイフとフォークを添えたのは、北欧の人はカレーも、時にはパスタもナイフとフォークで食べるから、きっとこれを食べるときもナイフとフォークだなと思ったからです。私はスプーンで食べました。

追記2:
なぜ、腿肉でなく胸肉なのかは理由が分かりませんでしたが、ただアイルランドでは腿肉というとほとんどは骨付きで、こういった料理の場合は骨のない胸肉を使うのが好まれていました。スウェーデンでもそうなのかも知れません。ちなみに、胸肉にはもれなくささ身も付いてきました。日本って手羽だって、手羽元、手羽中、手羽元になっているし、本当に鶏肉を細かく部位に分けていますよね。


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ドイツのカップとドイツのケーキ

今日はバレンタインですが、だからというわけでもなく、リンゴのケーキを焼きました。ドイツのリンゴケーキ、Versunkener Apfelkuchenです。ドイツ語はさっぱり分からないのですが、Versunkenerは沈むの意味で Apfelkuchenはリンゴケーキの意味。合わせて、沈んだリンゴケーキですが、要はリンゴが沈んでいるケーキのこと。切り目を入れたリンゴを大きな塊のまま入れるのが面白くて作ってみました。

たまたま、デンマークからドイツ製のコーヒーカップが入っていたので、それと合わせました。ドイツの製品は時々デンマークから入るのですが、北欧の製品に比べると幾何学的できっちりとした雰囲気のデコレートが特徴です。

柄の雰囲気と色味が合うアラビアのプレートHilppa ケーキプレートと一緒に。

アラビアのプレートは既にサイトにアップ済みですが、ドイツのコーヒーカップは今週の木曜日にアップする予定です。

さて、ちょうど3時になったので、お茶にしようかな。

ミタ


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名前は怖いけれど可愛らしいロウヒ

紅玉リンゴを頂いたので、アップルパイを作りました。明日は雪かも知れないと天気予報が言っていました。寒いと甘いものが食べたくなるのはどうしてなのでしょうね。

なんだかまだまだ寒い日が続くようですが、春を待つ気持ちを込めて、明るいコーディネートを考えました。

器はアラビアのロウヒ(Louhi)です。ケーキプレートは既にサイトにアップ済みですが、カップとクリーマーは来週辺りのアップを予定しています。

明るい水色で細かく可愛らしいパターンが描かれています。製造期間は1969年から1974年。デコレートはライヤ・ウオシッキネン(Raija Uosikkinen)です。

ロウヒとはフィンランドの国民的抒情詩「カレワラ(カレヴァラ)」に登場する強力な魔女の名前です。ロウヒはカレワラの主役ワイナミョイネンと死闘を繰り広げた末に破れ海に落ち消えてしまいます。

ロウヒとは伝承の中の名前だけでなく、現代のフィンランド人の苗字にもあるのですが、フィンランドの人は誰しもがカレワラを学校で教わるそうなので、ロウヒと聞いた時に真っ先に頭に浮かぶのはこの魔女ではないでしょうか。そんな恐ろしい魔女の雰囲気を微塵も感じさせない愛らしいデザインです。

なぜ、このデコレートにロウヒとつけたのか分かりませんが、もしかしたら、この青い丸の連続模様はロウヒの沈んだ海なのかも知れません。

さて、春らしいと言えば、下に敷いたクロスもこれからのアップです。昨年の秋に春柄のクロスが沢山スウェーデンから入荷していました。クリスマスが終わるのを待って、いよいよ来週から順番にサイトにアップしていきます。どうぞ、こちらもお楽しみに。

ミタ


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